出版社内容情報
寄宿学校で起こる豪華な謎。「うち執」の高里椎奈が贈る上流階級ミステリ!
内容説明
選ばれし小紳士達が集う全寮制の学舎、私立シードゥス学院。13歳から17歳までの生徒が5つの寮に分かれ寝食を共にする。“青寮”1年生の仲良しトリオ、獅子王・弓削・日辻は時に他寮の生徒や上級生と衝突しながらも穏やかな生活を送っていた。しかしある日、宿舎で教師の殺人未遂事件が起こる。上級生の証言により、獅子王に疑いがかけられ―?「何人たりとも、学院の平和を乱す者は許さない」優雅な寄宿学校ミステリ、開幕!
著者等紹介
高里椎奈[タカサトシイナ]
茨城県出身。1999年『銀の檻を浴かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei302
56
私立シードゥス学院。全寮制この学園では、13歳から17歳までの男子が学ぶ。KindleUnlimitedで見つけて読んでみたけど、半分ほどしか理解できず、薬屋と同じパターンに…。妖精さん、精霊さんではなく、人間の男子だから、その点は読みやすいけど。天堂の正体がよく分からないかったせいかも。2022/02/14
雪紫
49
上流階級の全寮制男子校で起こるいさかい、怪談、謎の食べ物放置、殺人未遂。食べ物放置の真相いいね、と思ってたらラストにやられたー!と言いたくなる真相。そして、相変わらず高里さん独自の言葉で登場人物のコンプレックスや劣等感を突き刺す作風よ・・・だけど、その根底にあるのは向き合う優しさとそれぞれの人物が持つ「正しさ」なのだ。2020/10/28
❁Lei❁
28
名門学校に通う三人の生徒の周りで起こる奇妙な事件。寄宿学校特有のルールに縛られつつ、彼らはその解決に奮闘します。少々ヤンチャでも憎めない彼らに愛着が湧きました。2021/03/24
み
28
さくさくと♪んでも、ちと舞台が描きにくく…。二作目が出たら読みやすくなるかなぁ。寄宿舎の生活ってイロイロありそですね。2021/02/24
よっしー
25
これはミステリー…なのでしょうか。確かに謎解き要素はありますが、どちらかと言えば全寮制の学生生活を送る物語といった印象でした。話を進めるなかで、獅子王が犯人扱いされる場面があり、いくら周囲に理解者がいるとは言えど、学園中から針の筵のような視線を浴びるのはどうかと思ってしまいました。真犯人は情けないとしか言い様のない理由だったので余計に。とりあえず、続編はあるようなので読んでみます。2021/12/22