出版社内容情報
「いつか子どもはほしいな、今じゃないけど」。
でもとりあえず「妊娠できるか検査」に行ってみたら
誰にも教わらない、20代から知るべきことがたくさんあった。
29歳で結婚した著者は、「子どもは35歳くらいまでにそのうちできれば」と考えながらも、
あるきっかけで、32歳のとき「妊娠力を調べられる検査」に行きます。
そこで自分たちは不妊という、想定外の事実に直面しました。
そして、不妊治療を経験することになって初めて知った妊娠に関する多くの知識。
もっと早く知りたかったし、もっと早く検査に行けばよかった。
でも、仕事を大切にしたい女性が増え、男女ともに晩婚化が進む現代において、
自分たちのように30代で子どもを考える人たちはたくさんいるだろうし、
「自分たちは当たり前にほしいときに授かれる」と考えているのではないか。
何より妊娠にまつわる知識は、学校や親をはじめ、誰かから学ぶ機会ってあっただろうか。
そんな疑問を持ちました。
「危険日って説明できる?」「精子・卵子の老化?」「不妊治療は絶対なの?」
そこで自分たちのような思いをしないために、既婚・カップル・独身を問わず、
20代からの男女が知るべき今さら聞けない性の基本から不妊までを、
体験漫画と、生殖医療専門医との対談によってお伝えします。
もちろん若いうちに子どもを持つことを推奨するのではなく、
必要な知識を知ったうえで「子どもを持たない」選択をすることと、
いつの間にか「子どもを持てない」ことはまるで違うように、
後悔のない人生設計を自分の価値観で考えるための本で、
女性だけでなく、男性の問題としても公平に取り扱っています。
内容説明
必要な知識を得たうえで「子どもを持たない」選択をすることと、いつの間にか「子どもを持てない」ことはまるで違います。後悔のない人生設計を自分の価値観で考えるための本です。
目次
1 夫42歳と妻32歳、「妊娠できるか検査」へ
2 「自然妊娠」、知らなかったことだらけ
3 専門医が超基本から教える20代が知っておくべき「性と生」(今の社会や価値観に、個人がどう備えるか;不正出血とウイルスのがん;生理不順とは?;生理痛は悪化の一途;子宮内膜症にも効くピルを有効活用しよう ほか)
4 「どうして子どもがほしいんだろう?」不妊治療体験記
5 専門医が教える不妊治療の「リアル」(「不妊治療を受けないように」が大前提;瀬戸際で考えたことと奇跡の妊娠;治療に正解はない、治療も年齢には抗えない;採卵方法の考え方;媒精方法は精子の状態で選ぶ ほか)
著者等紹介
森瞳[モリヒトミ]
自らの経験から、妊娠や不妊についての正しい知識を次の世代に伝える必要を強く感じ、2012年に「NPO法人umi~卵子の老化を考える会~」を立ち上げ、当事者たちとのお茶会や、妊娠についての啓蒙活動を行っている
みくに[ミクニ]
複数のペンネームを使いながら、4コマ漫画、女性向けコミック、エッセイ漫画などで幅広く活躍中
齊藤英和[サイトウヒデカズ]
1953年東京生まれ。産婦人科専門医。生殖医療専門医。国立成育医療研究センター周産期母子診療センター副センター長、不妊診療科長などを経て、2020年現在は栄賢会梅ヶ丘産婦人科ARTセンター長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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