カラ売り屋vs仮想通貨

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カラ売り屋vs仮想通貨

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  • サイズ 46判/ページ数 406p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041097724
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

元官僚の日本人と2人のアメリカ人が運営するウォール街のカラ売りファンド、パンゲア&カンパニーが、新たに3つの日本企業に照準を定めた。狙われたのは、濡れ手で粟の利益を上げる仮想通貨交換業者、グレーゾーンぎりぎりの会計手法で生き残りを画策する巨大航空会社、業界にEV旋風を巻き起こす新興電気自動車メーカー。財務諸表を徹底的に読み込み、株価を下げようとするパンゲアを、追い込まれた企業がマージン・コールで締め上げる――。金融ジャングルの勝者は、果たしてどちらか!? 「仮想通貨の闇」「巨大航空会社」「電気自動車の風雲児」三編を収録。

内容説明

「こいつは21世紀のゴールドラッシュなんかじゃない。詐欺まがいの錬金術だ!」ウォール街のカラ売り専業ファンド、パンゲア&カンパニーが新たに目をつけたのは、濡れ手で粟の利益を上げる仮想通貨交換業者、グレーゾーンぎりぎりの会計手法で生き残りを画策する巨大航空会社、業界にEV旋風を巻き起こす振興電気自動車メーカー。財務諸表を徹底的に読み込み、株価を下げようとするパンゲアを、追い込まれた企業がマージン・コールで締め上げる―。金融ジャングルの勝者は、果たしてどちらか!?

著者等紹介

黒木亮[クロキリョウ]
1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社を経て2000年、大型シンジケートローンを巡る攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー。1988年から英国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

192
黒木 亮は、新作中心に読んでいる作家です。外資系カラ売り屋シリーズ第二弾の連作中編集でした。オススメは、テスラーがモデルの「電気自動車の風雲児」です。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322004000158/2021/11/05

KAZOO

92
ロンドン在住の黒木さんのカラ売り屋シリーズの続編です。3つの話が収められていて、「仮想通貨交換業者」「巨大航空会社」「新興電気自動車メーカー」をめぐる株を空売りして儲けるファンドとそれらの会社に関係する人物たちとのやり取りをうまく小説仕立てにしています。読んでいるとあの企業をモデルにしているのでは、という感じがあります。やはり元銀行員で海外が長いせいか、よく企業を分析しておられます。用語など難しいと感じられるでしょうが黒木さんのいつもの小説と同じに最後に解説があるので参考になります。2025/03/20

よしたけ

50
仮想通貨取引所コインチェック創業、日本航空の企業再生と前澤友作、テスラ創業、の三物語のフィクション。膨大な取材の跡が伺えて黒木亮ファンの私には十分楽しめた。相当程度事実や実在企業名も織り込まれており、近代経済史の勉強にもなり、実践的な企業/ファンダメンタルズ分析の学びにもなる。また、黒木全作品に言えることだが食事や観光の描写がリアルで見ていて気分転換にもなる。最前線で活躍されるビジネスパーソンなら、読んでおいて損はないと言える。2023/09/11

ぽてち

34
カラ売り専業投資ファンド、パンゲア&カンパニーが仕掛ける金融戦を描いたシリーズ作品……らしいのだが、何も知らずにタイトルのみで借りたため前作(前々作もあり?)は未読。「仮想通貨の闇」「巨大航空会社」「電気自動車の風雲児」の3篇を収録している。まあタイトルを見れば内容はだいたい想像がつくのだが、“カラ売り屋”は脇役でしかなく、期待していたエキサイティングな仕手戦ではなかったのが残念だった。2021/11/07

Gemi

23
暗号資産、なんとも夢がある話ではないか。私も今年の春頃からCoincheckにお世話になっている。ブロックチェーン、ハードフォーク、トークン、マイニング…なかなか私の頭では理解が不十分なところはあるが、興味は尽きない。この本、金額が莫大過ぎてピンとこない。でも実際この規模で動いているのなら私の投資なんぞ微塵の影響もないんだろう。金が金を生むって言葉通り、ある一定の資産を作るとビクトリーロードに乗る権利が発生する。失敗例もよく聞く。いかにして人間の欲を制御できるかがキーか。あ、本のレビューじゃなくなってる。2021/12/21

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