内容説明
ある朝やってきたベビーシッターはぬいぐるみ!?アルバイトで着ぐるみのウサギの頭をかぶると不思議なものが見えて…。短くて、すらすら読めて、面白さ太鼓判!とびきりのお話を新井素子が厳選。いろんな味が詰まったドロップの缶詰のように、ときめきや切なさ、驚きに怖さも、読み心地さまざまな15の物語。ものの数分で非日常の世界へと連れて行ってくれる、超・豪華執筆陣による極上のショートショート・アンソロジー。
著者等紹介
新井素子[アライモトコ]
1960年、東京都生まれ。立教大学文学部卒業。1977年、高校在学中に「あたしの中の…」が第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選し、デビュー。1981年「グリーン・レクイエム」で第12回星雲賞、1982年「ネプチューン」で第13回星雲賞、1999年『チグリスとユーフラテス』で第20回日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
188
ショートショートから連想するのは私は、星新一!(同意する方が多いと思う)選者の新井さんも仰ってる「ほんっと、ショートショートって、何なんでしょうか。」私は嫌いじゃない。が、365日そればかりだとちょっと飽きるかも(汗)女性作家15名のショートショート楽しく読んだ。好みは矢崎さん、宮部さん、村田さん、辻村さん、そして新井さん。2021/01/27
坂城 弥生
75
アンソロジーの良いところは、知らなかった作家さんの作品に触れられる事だと思ってます。今回も、他の作品も読んでみたいなぁと思った作家が沢山いて、楽しかった。短い物語こそ作家さんの真価が問われると聞きますし。2021/01/28
佐島楓
70
新しい世界への扉となるのでアンソロジーは大好き。SF系の作家さんに疎いので、良いなと思った作品の作家さんは追いかけてみたい。執筆陣が豪華だ。ちょっとした気分転換にいかがでしょうか。2021/02/15
coolgang1957
57
新井素子さんのおっしゃる通り短編らしきものが混ざりあったショートショート集😆「えっと、…」から始まらないあとがき付きです。とはいえ、まえがきもあるのでお得です😅最初のチョイスは素子さんが好っきそうな“ぶたぶた“さんからですね。いずれ劣らずの強者揃いの作家さんが揃えられてます。これは満足しない方がおかしい🧐久々に読んだ話から全然知らないし内容もよくわからない話も🤪なかでは「超耐水性日焼け止め開発の顛末」が結末も含めてお気に入り🤨筆者松崎さんは、きっと高分子合成化学をやってたに違いないと思い込み😆2022/01/11
たるき( ´ ▽ ` )ノ
54
私はSFとホラー系がやっぱり苦手なんだと再認識。短いお話でも、内容が濃いのでなんとなく後味が悪い。もちろんほのぼの系もあって和むけど、前の作品の読後感を引きずってしまった。それだけインパクトのある作品なんだと思う。2021/02/16