出版社内容情報
天才画家の祖母、生活力皆無な母と暮らす女子高生・有里。有里の同級生・須永令奈が殺人事件に遭遇したことをきっかけに、女三世代は裏社会の抗争に巻き込まれていく――。
内容説明
天才画家の祖母、マイペースな主婦の母と暮らす女子高生・天本有里。有里の同級生が殺人事件に遭遇したことをきっかけに、三世代は裏社会の抗争に巻き込まれていく。二つの裏組織が対立するなか、ボスの子供同士が恋に落ちて武力闘争の危機が訪れる。闘争阻止のカギを握るのは三世代!?コーヒー香る天本家の居間で、作戦会議が開かれる―。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。06年、第9回日本ミステリー文学大賞、16年『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mint☆
114
お出かけで読む本を忘れて母に借りた本。2020年の本なのになぜか昭和の香りがしました。登場人物が多くわちゃわちゃ盛りだくさんの内容ですが、わかりやすく読みやすいです。シリーズ第三弾とのことで過去作からの変化や関係性など、若干不明な点もありましたが読むのには不自由なかったです。ちょっとした空き時間に読むのにちょうどよかったかな。2021/12/27
パフちゃん@かのん変更
33
久々の赤川氏。読みやすく面白かったが、なんか少し物足りない感じ。これはシリーズ物の3作目?だったようだ。2020/10/30
白雪ちょこ
30
今回は、ヤクザ同士の抗争が主流となっており、三世代の3人はほとんど出てこず。 1巻の時と同様、幸代おばあちゃんのみが活躍したと言っても、過言ではない。 孫の有里と娘の文乃はそこまで出て来ず、文乃に至っては、ただの運転係とキレる場面しか覚えがない。 ほとんどが、そのヤクザ同士の抗争と恋愛について主に描かれていたため、個人的には一番最初の1巻の方が、面白かったように思えた。2022/02/25
星落秋風五丈原
27
有名な画家の祖母が金もあり決断力もあり母親がちょっと天然。孫娘が活動的。2020/08/10
ゆっき
24
三世代探偵団シリーズ。とにかく天才画家の祖母幸代の言動がカッコいい!相変わらず天本家三世代のキャラがいい感じでした。2020/09/05