出版社内容情報
気ままな甘酒屋から目明かしに転身!?うっかり十手を預かったばかりに、迷子捜しに夫婦喧嘩の仲裁と、慣れない御役目に大忙し。 大泥棒・鼠小僧次郎吉が今宵も江戸を駆け巡る。人気シリーズ、第12弾!
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。76年「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。2005年秋に角川文庫の赤川作品の総部数が1億冊を突破。06年に第9回日本ミステリー文学大賞、16年に『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
初美マリン
118
ふと一休みするのには、最適な本、勧善懲悪で安心できる。2021/06/13
星落秋風五丈原
23
次郎吉がひょんな事から目明しになったり腰を痛めたり狼少女が出てきたり。2021/02/08
白雪ちょこ
22
鼠シリーズ最新作。 短編集の全6話となっていて、今回は恋愛絡みがテーマ。 各話ごと、女性が主役のように感じられた。次郎吉は相変わらずかっこよく、妹の小袖もかっこいい。 千草先生&お国ちゃんも健在で、お国ちゃんは相変わらず走り回っている印象を感じられた。 個人的には、表紙の話よりも最終話の話の方が好き。 その内容的は、遊女と番衆のいざこざで、少々シリアスな上、無理やり感も感じられた。 お里ちゃんがいい子すぎるので、彼女には絶対幸せになってもらいたい。2023/03/10
ゆっき
18
弱きを助け強きから盗む、義賊の大泥棒鼠シリーズ。今回も人情味があふれ、相変わらず次郎吉と小袖の兄妹のやりとりが面白かったです。今回は表題作「鼠、十手を預かる」と機転が利く女中のお里が大活躍の「鼠、恋心を運ぶ」が良かったです。2021/03/11
リリパス
12
鼠シリーズの第12巻で、6つのお話が入っている短編集です。どのお話も、面白かったです。2021/03/24