出版社内容情報
主人公のぼくの名前は、大谷とき。あだなは、チョキです。ぼくが転校した学校は、占いの小学校だった! 校長先生は手相占いが得意。先生たちはさまざまな占いのプロ。 理科の授業では星占い、算数の授業では、計算による相性占い。保健の先生は血液型うらないを教えてくれる。給食は、縁起のいい食材を使ったおいしそうな料理! そして、一年に一度の学校の大イベント、「八ヶ所めぐり」がやってきた。これは、子どもたちだけでまわって、玉をを集めなきゃいけない! 途中までは占いでうまくいっていたが、カラスに玉をうばわれてしまい、占いではなく、自分たちで考えて行動すると……。国語、算数、理科、生活などの授業ページでは、知識も身につく! 80ページカラーイラストの、ユーモアいっぱいの物語。小学校低・中学年向き。
内容説明
転校した学校は、先生もクラスメイトもうらないし!?おもしろい友だち!びっくりなじゅぎょう?おいしいきゅうしょく!!この本を読んだら、きみもうらない博士!そして、子どもだけで宝を集める、“六か所めぐり”の大ぼうけん!
著者等紹介
スギヤマカナヨ[スギヤマカナヨ]
『ペンギンの本』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞受賞。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ほんわか・かめ
16
「あきすとぜねか」なんて久しぶりに聞いた!今でも小学生はやってるのかな?占いに限らず、おみくじ、迷信、「いたいのいたいの飛んでいけ」などの暗示なんかでも運勢は左右されるよね。大人だって、○運アップ!と聞けば興味湧くし(*^^*) 最後に「時々占いに元気にしてもらいながら、でもちゃんと、自分で考えてがんばるよ」と締められていて、その一文が良い。2021/05/23
メープル
9
スギヤマカナヨさん。懐かしい占いが、私もやってたなぁ。教科事の占いの授業や、課外授業(?)でお話も楽しめました。娘は物語を読まずに占いだけみてました。2021/09/10
さくら@絵本記録
5
【小1】一人読み。娘も占いやおまじないに興味をもつお年頃となりました。指を使った名前占い?母も小学生のときやってたなぁ。2024/08/13
kyonkyon
2
自分が小学生だった頃の占いが、今だに存在するのかとちょっと驚き。占いとダジャレ満載でイラストもオールカラー。これは子ども達も喜びますね。2022/09/05
Theodore
1
シリーズもの。前作は普通に物語成分があったような気がするのだが、今回は占いの紹介に話がプラスされたような内容でストーリー性は薄い。占いものとしては珍しく女子ではなくオスガキが主人公なのは単に奇をてらったのか、ポリコレがうるさい時代だからか、それとも男子読者を呼ぶためか。個人的には変な配慮するより、普通に占い好き女子を主人公にした方が感情移入もできて面白かったのにと思う。残念。なお本文のジェンダーロールはほぼ前世紀のまま。パパが学者でママが助手だったり、女子が補助役で男子がいいところを攫ったり。2022/08/28