大一揆

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041093153
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

圧政に屈せず!

嘉永六年五月。圧政を強いる盛岡藩に抗して民百姓が立ち上がった。彼らを導いた首謀者の一人、三浦命助は、一揆に初めて参加したにもかかわらず数々の策を練って武士を翻弄。藩政への怒り、騒ぎに乗じた憂さ晴らし、取るものもとりあえず――膨れ上がる群衆をも巧みにまとめあげた。時を同じくして浦賀に異国船が渡来する。そのことが交渉の行方にも影響して……。果たして、一揆衆の要求は通るのか? 時代の流れに翻弄される百姓たちのドラマを描く、熱き歴史長編!

内容説明

嘉永六年五月。圧政を強いる盛岡藩に抗して民百姓が立ち上がった。彼らを導いた首謀者の一人、三浦命助は、一揆に初めて参加したにもかかわらず数々の策を練って武士を翻弄。藩政への怒り、騒ぎに乗じた憂さ晴らし、取るものもとりあえず―膨れ上がる群衆をも巧みにまとめあげた。時を同じくして浦賀に異国船が渡来する。そのことが交渉の行方にも影響して…。果たして、一揆衆の要求は通るのか?時代の流れに翻弄される百姓たちのドラマを描く、熱き歴史長編!

著者等紹介

平谷美樹[ヒラヤヨシキ]
1960年、岩手県生まれ。大阪芸術大学芸術学部を卒業後、2000年に『エンデュミオン エンデュミオン』(ハルキ・ノベルス)でデビュー。『エリ・エリ』(ハルキ文庫)で、第1回小松左京賞を受賞。14年には「風の王国」シリーズ(ハルキ時代小説文庫)で、第3回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞を受賞。ファンタジーから歴史ものまで、多岐にわたるジャンルにて活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともくん

38
日ノ本全土を巻き込む、大一揆でなければ、この国の政は変わらない─ この想いを胸に、三浦命助は、盛岡藩で挙兵。 盛岡藩の悪政を仙台藩へ訴えに出る。 己の生国を捨てるという決意。 いわゆる、三閉伊一揆。 重税で虐げられる、民百姓を救うため命助が立ち上がる。2023/04/15

にゃも

16
幕末の盛岡藩でこんな大掛かりな一揆があったとは知らなかった。首謀者のひとりである命助を中心に描かれていて一揆の流れを知るにはいいのだが、話の展開が単調で一揆勢の小○の旗にこめた思いがいまいち伝わりにくい。内容の重さに比べて、ちょっとページ数が足りないんじゃないだろうか。2023/08/14

Book Lover Mr.Garakuta

14
【図書館本】【速読】:江戸末期に起きた史実に基づいた一揆の話。面白かった。2021/12/15

ひさか

10
2020年3月角川書店刊。ペリー来航の年におこった百姓たちの一揆を骨太に描く長編。主人公の命助の合理的思考が心地よい。息もつかせぬ展開に頁を繰る手が止まらなかった。ラストが近づくとこれでちゃんと終わるのかやきもきしたが、うまく仕舞われていて、一安心。2020/08/15

茶幸才斎

9
嘉永6年、ペリー提督率いる米国艦隊が浦賀沖に現れたこの年、陸奥盛岡藩、栗林村で荷駄商いを営む三浦命助の暮らし向きは限界に達していた。藩は、海沿いの農村漁村に新税、増税、御用金を次々と課し、時に怒れる一揆衆が実力行使に及んでも、交渉ではこれを手玉にとり、たびたび約束を反故にする。「俺ならもっとうまくやれる。」命助は、怒りや不満をぶつけるのでなく、民百姓が知略で藩に要求を飲ませる大一揆を画策する。国民が当事者意識を持って関心を示し声を上げなければ、政治も行政も無残なほど腐敗することは、昨今見てのとおりである。2021/03/12

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