出版社内容情報
浜尾 実[ハマオ ミノル]
著・文・その他
内容説明
「一人の人間としての“普通”のしつけと教育をしてほしい」両陛下(現上皇・上皇后)のお言葉を支えに、殿下(現天皇)の養育係を務めた約10年の日々。幼い頃の貴重なエピソードが、今上陛下の人柄を描き出す。芯が強くて努力型、物事をやり遂げた時の満面の笑み。兄としての責任感、周囲への気配り―。ご成婚に祝辞を贈るとともに、自戒もこめての宮内庁への苦言や、「未来の皇室」に向けての思いを綴る、感動のエッセイ。
目次
第1章 殿下からのお手紙
第2章 御所の春
第3章 殿下の少年時代
第4章 一男四女の父親として
第5章 真剣勝負の日々
第6章 ご長男としての殿下
第7章 両陛下のご教育
第8章 皇室に嫁がれることとは…
第9章 娘の旅立ち
第10章 新世代の皇室
著者等紹介
浜尾実[ハマオミノル]
1925(大正14)年生まれ。祖父・新は東大総長から文部大臣となり、東宮大夫と御学問所副総裁をつとめ、父・四郎は東京高検検事、母は戦争中、朝香宮妃千賀子さまのお付きという家柄であった。48(昭和23)年、東大工学部応用化学科卒業。51年から71年までの20年間、東宮侍従として皇太子(現上皇)ご一家に仕えて、最後の10年間は浩宮さま(現天皇)の養育係をつとめた。71年から81年まで聖心女子学院教諭。教育評論家としても活躍した。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
8
同じ著者の「浩宮さま」(PHP)と内容が重なっていた。ともに浜尾氏がいかに心を込めて浩宮様を育ててきたのかがわかる内容だ。所々天皇家への辛辣な苦言や宮内庁批判も出てくる。その内容を読みつつ、即位後の明仁天皇の言動を見れば、浜尾氏の発言の影響力の大きさを理解することができる。著者は平成18年に81歳で逝去とのこと。解説にも書かれているが、あと10数年頑張ってもらって徳仁天皇即位を見て欲しかったと私は感じた。2020/05/20
kobayo
1
侍従退官後テレビでエピソードを話す姿に温かい印象があった。さぞ気が休まることがなかっただろうと思うが当時の失敗も苦言も率直に記されている。2020/02/23
そーだ
0
は63-12023/05/17