角川文庫<br> お咒い日和―その解説と実際

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角川文庫
お咒い日和―その解説と実際

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  • サイズ 文庫判/ページ数 266p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041092026
  • NDC分類 147.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

知識があれば効果が得られる。超えてはいけない一線の手前で踏みとどまれる。そして、一線をこえることも、できるかもしれない。
海女が身につけるドーマンセーマンのお守りの意味、神社の御幣が麻である理由、羽織の組紐に込められた思い、マタギや日本酒醸造元や宮大工などの伝統的職業の方々が大切にしている儀式、
かごめかごめや影踏みなど、わらべ歌に秘められたものとは。
ふだん何気なく話している言葉や見かけるもの、お守りと思っているものや作法や所作などが、実は呪いにつながっているとしたら。
圧倒的な数の文献と民俗学知識とフィールドワークにより、お咒いの実態を明らかに。すぐにでも実践したくなるおトクなうんちく満載。「お祓い日和」と併せて読みたい一冊。
第一章 お咒い日和●日常的な行為も、実はお咒いと密接に関わっている。言葉の持つ力、何気ない所作に宿る呪術的なエネルギー、現代では娯楽として扱われている音楽も、かつてはマジカルな存在だった。それらひとつひとつを繙く。

第二章 古来のお咒い●信仰、禁忌、験担ぎ――。伝統的な職業・産業の世界には、今もお咒いが残っている。古の昔から今に至るまで、各所に根づいたその知られざる実態を、多くの文献とフィールドワークから明らかにする。

第三章 お咒いと占い●マジナイ、あるいはノロイは、願望成就を目的に行う行為だ。ではその願いが果たして叶うかどうかを知るためには――。その方法が占いだ。深い関係にある両者について、第一章、第二章を踏まえながら解き明かす。

内容説明

ゆびきりをする、千羽鶴を折る、九字を切る、海女が五芒星の文様の護符を身につける。普段何気ない作法や所作にお咒いの意味が込められているとしたら。お咒いとは人の願いと欲を叶える手段のこと。縁結び、ノロイや祈祷、それらすべてお咒いだ。伝統を守り約束事に従えば、たちまち良くも悪しくもすさまじい力を発揮する。圧倒的な数の文献と民俗学の知識と取材により、深くて広いお咒いの神秘と謎に迫った手引書。

目次

お咒いとは
第1章 お咒い日和(言;結・折・切;身;遊;芸)
第2章 古来のお咒い(大工;大麻;マタギ;海女;傀儡・木偶まわし ほか)
第3章 お咒いと占い

著者等紹介

加門七海[カモンナナミ]
東京都墨田区生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』で作家デビュー。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、作品にもそれらの知識が反映されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

103
加門さんの怖い物語ではなく、おまじないについての本当に民俗学的な分析の本です。最近はおまじないなどをあまり信じる人はいなくなってきているのではないかと思われます。私の年代の人たちは結構子どもの頃におまじないというのをかけていた気がします。何方かというとねがいごと的な感じが多かったのですがこの本ではそのさまざまな意味などを解説してくれて古代からの歴史的な分析もされています。こんなにもおまじないということについての解説本はめったになと思いました。2023/01/04

あつひめ

51
昔の人は意識的におまじないを暮らしの中に取り入れていたかもしれないが、いつの間にかなんとなく無意識でおまじないを取り入れるような安易な使い方に変わってきてしまってる気もする。民族学的な難しいものもあるけれど、自分なりの験担ぎも心に暗示をかけるおまじない…のような気がする。昔から言われていることはきちんと根拠もありそうだ。でも、どこかでその根拠は伝えられていなかったり。そのミステリアスなところも効果がありそうと思わせられる要因のような。世界中にもおまじないはあるだろう。知識として知っておくのも良い気がする。2020/08/10

meow3

19
古くから行われている日本中の呪術、祭祀などのオマジナイを紹介した本。ほんっっとうによく調べられていて、民俗学の域です。それにしてもこれだけのまじないがあるのは八百万の神がおわします日本ならではですねぇ。 2020/09/01

ヘビメタおやじ

15
面白かったです。題名からして、オカルト・スピリチュアル系のものかと思っていましたが、起源と歴史が詳しく書かれていて、知的好奇心を刺激します。おまじないというのは、宗教よりも根源的に世界をどう見るのかということなのだとよく分かりました。何気ない仕草にも、人間の世界に対する思いが表れる、人間がいとおしく思えました。2022/03/16

たけはる

11
新年1冊目。この方の本は学問的なところがあっておもしろいなーといつも思う。本書もおまじないのやり方などではなく、どういった物や仕草に人間が呪術的な力を見出してきたかといった論に主体がある。知的好奇心が刺激された。2022/01/02

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