出版社内容情報
世直しを説き、急速に信者を増やす真霊宗の若き僧侶・龍光。凄腕の隠密・喬四郎は吉宗の密命でその素性と狙いを探る。江戸の町を荒し廻る忍びの一味との関係は? その背後には狡猾な企てがあり・・・・・・
内容説明
真霊宗の僧侶・龍光は、生まれながらの平等を説き急速に勢力を拡大していた。信者らの蜂起を危惧する将軍吉宗の命で、凄腕隠密・喬四郎は龍光の素性と狙いを探る。同じ頃、忍びの一味による火事や押込みが相次ぎ、江戸の人々は不安を募らせていた。真霊宗と忍びには共通の黒幕が?喬四郎の相棒がその影に迫るも、謎の武士に斬られ傷を負ってしまう―。強敵の出現で喬四郎に危機到来!?手に汗握る忍者活劇シリーズ第6弾。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年北海道生まれ。脚本家、監督として数多くの刑事ドラマ、時代劇を手がける。2002年、時代小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
97
江戸の御庭番6作目 2020.07発行。字の大きさは…中。 第8代将軍徳川吉宗の命により御庭番・倉沢喬四郎が探索します。 此度は、加賀前田家の支藩大聖寺藩の藩主の若き叔父・前田利忠と加賀前田家の老職・一色庄太夫とが、真霊山龍円寺の若き龍光僧正を騙し、江戸に騒動を起こします…。 倉沢喬四郎の剣が冴え、棒手裏剣が飛と、敵対する甲斐忍びを倒していきます。爽快です。 その喬四郎に初めての子が生まれます。その慌てようが、微笑ましいです。2020/08/24
とし
72
江戸の御庭番「首一つ」6巻。今回は喬四朗、謎の真霊宗相手に相棒も負傷するほど随分とてこずりましたが、無事解決。それにしても我が子誕生には流石に江戸のお庭番も形無しですね。2020/10/05
ekoeko
3
隠密・喬四郎6巻。真霊宗の僧侶・龍光は平等を説き信者を集めているが龍光を利用したその裏の陰謀を将軍・吉宗の命で喬四郎は探索することになる・・・相棒の才蔵さんが斬らてヒヤヒヤしたが喜平さんが活躍したり佐奈の出産や色々とあった巻だった。命懸けで助けてくれたのに申し訳ないと死んでいった純粋そうな龍光の無念の死が気の毒。2020/08/28
goodchoice
1
忍び同士の戦いなのでやむを得ないところはあるが、今回はややしつこすぎて、途中から飽きてきた。もう少し違う展開も欲しい。2020/09/13
さるお
1
倒す敵がだんだん大きく、深くなって行く。ヒヤリとさせられる場面もあるが、難を乗り越えて行く。 赤子は男女どちらか? 6巻一気読み。それだけ読みやすかった。2020/08/01