角川スニーカー文庫 最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い〈４〉無能を演じるＳＳランク皇子は皇位継承戦を影から支配する

タンバ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2020/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 383p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041091708
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

帝国南部での災禍を瀬戸際で食い止めることに成功した双子の皇子アルとレオ。 火種は燻ぶり続け、今度は三勢力間での極秘情報争奪戦が始まる――！

内容説明

帝国南部で発生した未曾有の災禍を瀬戸際で食い止めることに成功した出涸らし皇子・アルノルト。しかし、帝国内での火種は燻り続け、帝位争いの対抗勢力、第三皇子ゴードン・第二皇女ザンドラの間で、内乱の証拠となる“手紙”をめぐる争奪戦が始まる。有利に事を運び、内乱の武力鎮圧を図る第三皇子。アルは、争いの激化を防ぐため、内乱の首謀者の討伐に動く。「帝位争いのために民が利用され犠牲となるのは見過ごせない」精鋭を必要としたアルは、かつて正義のため主君を裏切って、排斥された『傷跡の騎士』の前で、身命を賭した覚悟を示す！最強皇子による縦横無尽の暗躍ファンタジー、誓いの第４幕！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

帝国南部の災禍を瀬戸際で食い止めることに成功した双子の皇子アルとレオ。 しかし依然としてその火種は燻ぶり続け、今度は南部混乱の原因が記された手紙を巡って後継者たちの争奪戦が始まる第四弾。ゴードン・サンドラ・レオ陣営が三つ巴で争奪戦を繰り広げるシッターハイム伯爵の手紙、その鍵を握るハーフエルフの軍師ソニアの存在、後手に回ったレオたちの起死回生の一手。別行動でも要所で存在感を見せるアルですけど、レオやフィーネにも見せ場があって、今回の活躍は転機に繋がりそうですね…レオ陣営もだんだん大きくなってきて続巻に期待。

2020/07/31

[こも 旧柏バカ一代]

他国に攻めるため軍部の非情な人体実験に目を瞑り。材料入手のための人身売買に関わっていた南部貴族の反乱を事前に鎮圧するのが目的だったが、、、その脚を引っ張るのが軍部に籍を置く第三皇子と南部に支持基盤を持つ第二皇女ってのがたちが悪い。それをレオとアルが阻止するが、、彼等の兵力が中々に魅力的。約300人の騎士達。自身の正義の為を信じ、主人を裏切った騎士の集まりが彼等の味方になる。これで実動部隊が手に入った。レオが突撃したら付いてくる300人の騎士達。だんだんと派閥が大きくなって来た。でも最後にアルがやらかす。

2020/08/02

[サケ太]

新キャラ続々。後継者争いは少しずつ進んでいる。アルが表に出て来て、人々に認められるのが好き。レオの成長。それぞれのキャラの活躍が楽しい。今後もどのような展開になるのか楽しみ。

2020/08/04

[ラル]

今回もすごく面白かった。この巻だけで名シーンがいくつも。さらにこの作品を好きになるシーンがいくつも。ほんとにこの作品はタイトルで損してる…。前巻の引きでもあるクリスタ絡みの一件。アルの頼みを二つ返事で引き受けるエルナ…かっこよすぎる。罪悪感を消せないアルに対して、「安心して。もう大丈夫だから。アルが守りたいものは全部、私が守ってあげる…」これもうアルよ、ちゃんと幸せにしろよ…。最高の剣イラストも良い仕事してる…。ネルベ・リッター引き込みの際のアルもかっこいい。ちょっと涙腺に来た。そしてここでもエルナ好き…

2020/12/19

[シャルシェ]

レオ（アル）陣営のみんなに魅せどころがあって面白かったな。単純に面白いので書くことがあんまりない。次巻も楽しみ。

2021/02/07