目次
1章 銭湯との出会い
2章 「継」の湯空間―リノベーション銭湯・木造編
3章 「新」の湯空間―リノベーション銭湯・ビル編1
4章 銭湯の意匠ギャラリー
5章 「懐」の湯空間―リノベーション銭湯・ビル編2
6章 「改」の湯空間―改築銭湯・建て替え編
7章 湯空間デザイン史―年表と間取り図で見る“入浴空間の変遷”
資料 データで見る銭湯の現状
著者等紹介
今井健太郎[イマイケンタロウ]
株式会社今井健太郎建築設計事務所代表取締役、一級建築士。1967年静岡市生まれ。92年武蔵野美術大学大学院造形研究科修了後、アトリエ設計事務所に勤務。20代後半より風呂なしアパートに住み銭湯暮らしを始める。毎日近隣の銭湯を利用しているうちに銭湯ファンとなり、都内各地の銭湯巡りを始める。98年今井健太郎建築設計事務所設立後、銭湯/温浴施設を中心としたリサーチ、設計、イベント企画などの活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ニッポニア
56
銭湯暮らしに魅了された工務店社長が手がどうやって対抗するか、まともに戦っていれば負ける、工夫とデザインです。けた銭湯の数々、ですかね。以下メモ。釈迦サウナ、孔子の湯、栄湯。銭湯の意匠ギャラリー。暖簾、ロッカー、天井、モザイクタイル、アートやはり洗練されたデザインが並ぶと美しい。暖簾はシンプルなのがいいですね。そしてモザイクタイルの文明開花の絵。2024/06/22
ビイーン
33
銭湯改修案件の事例集はとても興味深かった。意匠設計事務所が執筆された本であるから建物のデザイン主体なのは仕方がない事ではあるが、設備側(空調換気、給湯設備、排水設備、照明)も大いに気になる。デザイン優先の納まりを設備、電気の実施設計および施工で如何にして解決していったか、裏側の壮絶なドラマも知りたくなる。2020/12/19
山田太郎
28
えらくニッチなところ専門にするもんだと思った。一部上場の会社もいいけど、ニッチな日本一の会社もいいものだと思います。就職されるかたは大手企業でなく地味だけど、日本一の会社探してみるといい思います。2020/06/26
おかむら
27
東京のリニューアルしたデザイナーズ銭湯界隈ではその名を聞かない日はない(大げさか)、今井健太郎さんの初の著書。自らが手がけた16銭湯を豊富な写真とともに紹介。私はまだ5銭湯しか行ってないけど好きだわー今井さんの設計。オシャレなのに妙に落ち着く居心地の良さ。必ず水風呂があるのでついつい長居しちゃうんだわー。学芸大学の千代の湯の水風呂が好き。仄暗くて実に落ち着くんだわー。2020/03/14
ろべると
7
デザイナーズ銭湯というものがあることは知らなかった。建築家である著者が都内で十数ヶ所の古い銭湯のリノベーションを請け負い、新しい空間に作り替えている。と言ってもアーティスト大竹伸朗による直島のI♡湯のように斬新なわけではなく、またスーパー銭湯などのようなレジャーランドでもない。あくまでも地元の人たちが利用してきた銭湯の文化を引き継ぐ形で新たに作り替えているところに好感が持てる。会社の帰りにでもタオルを提げて寄ってみたくなる。2022/07/30
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- 和書
- 実家が放してくれません