角川ホラー文庫<br> 異形のものたち

個数:
電子版価格
¥704
  • 電書あり

角川ホラー文庫
異形のものたち

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月26日 09時19分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041091142
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



小池 真理子[コイケ マリコ]
著・文・その他

内容説明

母親の遺品整理のため田舎を訪れた男が、農道ですれ違った般若の面をつけた女―記憶と時間が不穏に交錯する「面」。離婚で疲弊した女が、郊外の町で見つけた古風な歯科医院、そこに隠された禁忌が鬼気迫る「日影歯科医院」。山奥に佇む山荘の地下室に蠢く“何か”と、興味本位の闖入者を襲う不条理な怪異に震撼する「山荘奇譚」など、生と死のあわいの世界を描く6篇。読む者を甘美な恐怖と戦慄へと誘う、幻想怪奇小説集。

著者等紹介

小池真理子[コイケマリコ]
1952年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)、96年『恋』で直木賞、98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、12年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)、13年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

132
小池さんの作品は面白いのですが、いつも男女の関係(浮気とか不倫)が引き金となったりして若干苦手な面もあるのですが、この作品集はそれでも楽しめました。「面」や「日影歯科医院」はかなり怖い印象が残りました。私が一番良かったと思ったのは「森の奥の家」で過去の思い出が中心となっているのですが最後に…、ということでどこかで読んだイメージが残りました。2023/11/30

ナルピーチ

127
夏の熱気が過ぎ去り、秋の夜長で涼しさを感じる季節に打ってつけの幻想怪奇小説集。農道の先、窓の向こう側、森の奥の山荘、木陰に佇む歯科医院などなど…。至るところに巣食っているこの世のものではない存在…。本書ではそれらを“異形のものたち”と呼んでいる。どことなく物悲しさを覚え、哀愁が漂うノスタルジックな雰囲気を醸し出してはいるものの、そこはやっぱりホラー小説。所々で恐怖心を煽るその筆致に全身に鳥肌が立つ程にゾッとして、同時にそれはとてつもなく甘美であり幽玄なる読書時間を生んでくれた。2023/11/08

じいじ

86
小池真理子の小説は恋愛モノを柱に読んできましたが、このところの暑い陽気ではホラーが面白くて、ちょいハマりしていました。今作の6短篇はどれも軽妙な筆さばきで、臆病者の私でも適度な怖さで愉しめました。さて、初めての歯医者に緊張感と恐怖感に苛まされるのは、どうも私だけではなさそうです。【日影歯科医院】も、寂れたかなり怪しい雰囲気の医院で、初めてでは行きたくありません。秋の夜中で、そろそろ小池さんの長編モノが読みたくなってきました。『モンローが死んだ日』『瑠璃の海』をスタンバイしてます。2023/10/21

sin

82
型どおりであるようでいて思いがけない破調を纏ったゴーストストーリーだ。どことなく独り善がりな感じを匂わす主人公たちの独白が物語の世界に読者を憑り依んでいって、突き放すかのように怪異に放り出す感じがする。解説で言及されるように収められた六作品はいずれ劣らぬ充実ぶりだが、中でも『山荘奇譚』は傑作…淡々とした語りが今様なTVドラマに最適なエンディングを迎える。他にも『ゾフィーの手袋』のラスト間近に描写されたイメージはゾクゾクなのに其のシーンを受けたエンディングは輪をかけてもろ冷えであった。2020/07/07

mocha

80
短編ながらどの作品もとても奥行がある。主人公の人生ドラマの中で、ふっと異界と交錯する瞬間。その情景や情念が静かに美しく描かれる。特に『緋色の窓』の、夢二の絵のようなムードが好き。2021/07/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14954757
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。