出版社内容情報
庶民のために手紙や物を運ぶ《伝令》として働くサラ。ある日、「国王逝去」の機密情報を知ってしまったサラは、自由奔放な領主の息子ノアと「正しき王を選ぶ」という《聖具》を極秘で王都へ届けることになり……!?
内容説明
“伝令”のサラは、神官しか使えないはずの“マナ”を隠して生きてきた。そんなある日、極秘の依頼で領主の息子・ノアと王都に向かう。その依頼とは―王の証である“聖具”を、「真の王」へ渡すこと。旅の最中、マイペースだけど優しいノアに惹かれていくサラ。だが「真の王」の正体を知った時、サラは己の力の選択を迫られ…!?「どんなことがあっても、俺は君の味方だ」思いと秘密が交錯する運命のラブファンタジー!
著者等紹介
橘むつみ[タチバナムツミ]
大阪府出身。第16回角川ビーンズ小説大賞にて奨励賞を受賞。『ローランシアの秘宝を継ぎし者 往け、世界はこの手の中に』(受賞作・改題改稿)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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虚と紅羽
16
良くも悪くも普通。全体的な設定としては王道な話でハズレ感はないけど目新しい所もない。 サラの両親や能力、ノアの家族関係、マナや聖具の設定、文書送達士と伝令の対立、ここの所もうちょっと掘り下げて話にいかせればもっと面白くなったと思う。今の段階だとあってもなくてもたいして変わらないかな。そこが本当に残念。 あとノアのキャラがブレすぎ。2020/02/11
咲穗
10
伝令として働くサラは領主の御令息・ノアに気に入られる。 実はサラにはとある秘密があって… 情報こそが強い武器、という点は賛成! サラがマナをもつ理由とか若干消化不良ですが、いわゆる郵便屋さんが主人公ってところは面白かったです2021/07/08
りゅりゅ
4
前半わりとおもしろかった。後半は駆け足すぎ。2020/03/27
U
1
めちゃめちゃサクサク進む話なんですが、両親のくだりがなぜかすごく苦しくて泣いてしまった。許せることじゃないけど悲しいし、ただ憎みきることもできない苦しみというか。やや都合よすぎる感もなくはないので読んだタイミングかな。別の本でままならない家族関係を読んでいたので引きずってた感じ。アルシスのサイコパスぶりをもう少し見たかった気もする。2022/09/11