出版社内容情報
父親のイギリス転勤で家族が日本を離れるのと大学合格のタイミングが重なり、美綾は自宅に一人残ることを選ぶ。がそれでよかったのかどうか、もやもやしていた。そんなある日、家に一匹の小型犬・パピヨンが迷い込んできた。毛並みよく人なつっこい犬に近所の獣医で飼い主を探してみるが見当たらない。仕方なく自宅に連れ帰るが、突然犬が人間の言葉をしゃべりだした。「おぬし気にするな。わしは八百万の神だ」幻覚? 幻聴? 信じられない美綾に古事記に出てくるというその神は、「今後の飼い主におぬしを選んだ」。そして「もう一度人間になること」が本当の目的だという。追い出すわけにもいかず、「モノクロ」と名付け奇妙な共同生活が始まる。大学では小学校で一緒だった有吉智佳や澤谷光秋と再会する。バイク事故で死んだかつての同級生。智佳が持ち出した幼なじみの思い出話は、彼を過去から幽霊の存在にすり替えて蘇られて、思いもよらぬ方向に及んでいく。
内容説明
大学に合格した美綾は、父の転勤に家族が付いていき、自宅に1人で暮らすことに。そこに1匹の小型犬が迷い込んできた。飼い主が見つからないまま世話をしていると突然「わしは八百万の神だ」。幻聴!?と驚く美綾に小犬が、自分は日本古来の神で人間になるために降りてきたと語る。しかも大学では、再会した幼なじみが語る思い出話から幽霊絡みの事件が起きて!?モノクロと名付けた“神様”と美綾の奇妙な共同生活が始まる!
著者等紹介
荻原規子[オギワラノリコ]
東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞JR賞、日本児童文学者協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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TERU’S本棚
感想・レビュー
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坂城 弥生
神太郎
花火まま
赤とんぼ
ぱんだ
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