出版社内容情報
人の身体に巣食う恐ろしい蜘蛛に捕らわれた、美しい姉妹が味わう恐怖を描く「紅グモ」。すべて競い合ってきた兄弟の憎悪の深さに震撼する「独眼鬼」など5篇。巻末企画に草間彌生氏、ヒグチユウコ氏も登場!
内容説明
ある日、父と幼い姉妹のもとに、美しい継母がやって来た。幸せの中、なぜか姉の様子がおかしくなる。クモの妄想に取り憑かれ、継母に口からクモを入れられる悪夢を見たと訴えるが、妹は取り合わない。やがて、姉は原因不明のまま死に、残された妹に不穏な影が忍び寄る―体内に入り込み寄生するクモの恐怖と、人の心の闇に戦慄する「紅グモ」ほか、「独眼鬼」「残酷の一夜」「ダリの男」「手」の、さまざまな悪意と執着を映し出す5篇。
著者等紹介
楳図かずお[ウメズカズオ]
1936年、和歌山県高野町に生まれ、奈良県五條市で育つ。小学校4年生で漫画を描き始め、高校3年生の時、『別世界』『森の兄妹』をトモブック社から単行本で出版し、デビュー。『へび少女』『猫目小僧』などのヒット作により、“ホラー漫画の神様”と呼ばれる。『漂流教室』ほかで小学館漫画賞受賞。一方、『まことちゃん』でギャグの才能も発揮。このほか、数多くのヒット作を生み出す。その他、タレント、歌手、映画監督など多数の肩書きを持ち、様々なジャンルで活躍中。2018年、『わたしは真吾』で仏・アングレーム国際漫画際「遺産賞」受賞。また同年度、文化庁長官表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keroppi
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