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出版社内容情報
高校生最後の日、卒業式。小熊、礼子、椎の3人は窮屈な式典の終わりを合図に、ポケットからカブのキーを取り出した。
高校生から大人になるまでの、短い猶予。それを目いっぱい使って、自分たちがこれから暮らす街・東京を知るために3人はバイクを走らせる。有料の駐輪場、密度の高い建物群、夜になっても明るい道。東京の街は刺激的でなにもかもに圧倒されそう。
「道は走りながら決めればいい。だってそのほうが面白いから」
自分たちが見つけた、それぞれの未来。その分岐点はきっとすぐそこ。分かれ道までほんのひと時を、カブとカブで繋がる誰より近い2人の友達と走る、小熊の卒業旅行。
内容説明
高校生最後の日、卒業式。小熊、礼子、椎の3人は窮屈な式典の終わりを合図に、ポケットからカブのキーを取り出した。高校生から大人になるまでの、短い猶予。それを目いっぱい使って、自分たちがこれから暮らす街・東京を知るために3人はバイクを走らせる。有料の駐輪場、密度の高い建物群、夜になっても明るい道。東京の街は刺激的でなにもかもに圧倒されそう。「道は走りながら決めればいい。だってそのほうが面白いから」自分たちが見つけた、それぞれの未来。その分岐点はきっとすぐそこ。分かれ道までほんのひと時を、カブとカブで繋がる誰より近い2人の友達と走る、小熊の卒業旅行。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロロシ33
56
みんなそれぞれの道に進むので、卒業旅行 離ればなれになるのは寂しいけど、カブがあればいつでも会えるはず。 大学に行けばまた新しい出会いがあると思うし🎵2020/01/04
南北
46
バイクでの卒業旅行が描かれている。前巻のバイク事故のため、卒業式直前まで補習を受けることになった小熊は、卒業式もそこそこに礼子と椎の3人で東京へ向かう。東京には「隣町」がないとか、店舗は多くてもバイクを駐車できるところが少ないなど、山梨と東京の対比はおもしろいと感じた。2022/06/17
よっち
43
高校生最後の日、卒業式。小熊、礼子、椎の3人は窮屈な式典の終わりを合図に向かった卒業旅行。自分たちがこれから暮らす街・東京を知るために3人はバイクを走らせる第六弾。小熊は事故のブランク期間の補習を受けつつ、バイクで東京へ行く計画を立てる3人。東京旅行とはいっても名所巡りをするわけでもなく、高級ホテルやネットカフェに特に宿泊したり、小熊の新居でキャンプしたりとJK感があんまり感じられない彼女たちのマイペースっぷりは相変わらずでしたが、それぞれの進む道を前に区切りを付けるお別れのシーンはなかなか印象的でした。2020/04/29
Nao Funasoko
36
既刊全巻読了。卒業。WEB上では大学生活編もあるようだけれども私も卒業かな!? 礼子の世界放浪篇ならば読んでもいいかなって気もするけどね。(笑) 2020/08/18
かんけー
32
読了♪今回のテーマは「バイクと旅」(^.^)♪卒業を控え?小熊を巡る人物、環境も少しずつも慌ただしくも動き始めて?余り感傷に浸るのを好まない小熊だが、ソコは人生の一つの分岐点、お世話になった人達にお礼参りを...小熊と椎はJD に♪礼子はハンターカブで世界を放浪するとか?w各々の個性が巧く出ていて、成る程と。三人の山梨女子が東京と言う名の怪物に自らカブで乗り込む?その思いは天晴れと!カブと出会い、自身の人生観をも変えてくれたその「移動手段」に対するカブ愛が紙面のそこかしこから満ち溢れて( =^ω^)→2019/12/03