出航

個数:

出航

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041089071
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

禁断の書「根腐れ蜜柑」とは何か!?出奔した母を探し出すため、私は北国の漁師町へと向かった。そこは、動物の死骸があちらこちらに散逸し、生々しい匂いが一面に充満した町だった。犬猫の死骸だらけの窪地に落ち、奇妙な老人たちに助けられた私。彼らは、太古の昔に繁栄した種族の、魔術めいた技術が記された特殊な本を手に入れるために自分を助けたのだという。ようやく見つかった母は、血塗られた船を造っていた。私の恋人や妹たちは、母が造った船に次々と呑み込まれていき―。第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞受賞作。

著者等紹介

北見崇史[キタミタカシ]
1969年、北海道釧路市生まれ。2019年、第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

93
突然の母の家出。理由もわからず息子は母に会いに北海道の最果ての漁師町にひとり向かう。交通の便も悪く老人ばかりの町、そこは腐臭と動物の死骸に溢れ、そして見たこともない奇妙な生物が。蠢く腸がカモメを食らい…グロくて最初から最後まで強烈。飴村行や白井智之風であるが、その連続に食傷ぎみとなり何度か挫折しかかったが、止めるきっかけが掴めない。章にもなにも分かれてなくずっと文が続く。これは止めさせないための作戦か。なんとか読みきった自分に拍手。横溝正史ミステリーホラー大賞受賞作。これを選んだのはある意味すごい!2020/07/06

眠る山猫屋

56
家出した母を追って北海道の辺境・独鈷路戸へやって来た主人公。錆び付き、奇妙な動物の遺体が転がる寒村で意地悪な老人たちにド突き回されながらたどり着いた真相とは。まぁ主人公がしょうもない奴(苦笑)。『根腐れ蜜柑』なる書物を根源とする呪縛が支配する土地で巻き起こる怒濤の殺戮劇。母の愛に騙されちゃダメ。母は既に人の心を捨てています、『根腐れ蜜柑』を読み解けるくらいに。さぁ皆さん、声に出して読んでみましょう、根腐れ蜜柑根腐れ蜜柑根腐れ蜜柑・・・ほら狂えるアラブ人が呼んでいるよ~【日本の夏は、やっぱり怪談 和編】2023/07/04

らすかる

48
こっこれは!! 「クトゥルー神話」を和風にアレンジした作品なのかと思ったらとんでもない!ラブクラフトさんが怒って化けて出そうです。ただただ内蔵ブッシャー、腸ウネウネが書きたかったんでは!?もうね、ここまで荒唐無稽で破天荒だと笑えます!主人公の表現や比喩も笑えた!だってクトゥルー神話で大事なアノ奇書が「根腐れ蜜柑」よ?(笑) 突き抜けすぎちゃって普段は動物が虐待される話はダメなのに、平気だったもの!シュールすぎて笑えた💦 でも人にはすすめにくい本だわ💦2020/01/22

おかだ

45
なんやねん!なにが出航やねん!馬鹿!もう、ほんと…悪趣味!(褒めてる)…というわけで、わたくし本を読みながら吐いたのは初めてのことでございます。白井智之氏でも耐えたのになぁ。もう終始陽の射さない極寒の薄暗い海辺で血やら腸やらがブッシャアアア、ブッシャアアァァ…ですよ。でもなんでしょうね、私全然嫌いになれない。私と相性の良い文章でね、憎たらしいことに面白く感じてしまうんですよ。こんなに腸がズルズルズルズル出てるのに。面白い、悔しい~、めっちゃキモいのに!(褒めてる)2020/11/06

カノコ

44
家出した母を追って「私」がたどり着いたのは、動物の死骸が散乱し臓器が闊歩する、北海道の漁師町だった。設定は満点。綾辻氏曰く、読者の好みが分かれる作品だろうとのことだったが、わたしは驚くほど楽しめなかった。ジェットコースターのような展開といえば聞こえはいいが、わたしは全身鞭打ちになり乗り物酔いになった。作品に纏わり付く血液と糞尿と赤錆のにおいがどうにも合わない。おまけに文章にも違和感を感じ、更に言えば主人公が鼻につく。とは言え、好きな人には堪らない作品だとは思う。剥き出しの臓器と戯れたい人にはおすすめ。2019/11/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14642214
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。