出版社内容情報
明治初頭、北海道の原野を流離う1人の男がいた。シュマリと名乗るこの男は、箱館で藩士を殺め追われていた。妻と別れ自暴自棄になり囚われの身となった彼は、榎本武揚の隠匿軍用金探索を命じられる。一方、エゾ共和国建設を夢見る太財一族は埋蔵金目当てに娘・峯を接近させる。しかし彼女はシュマリに惹かれ、孤児ポン・ションと共に3人の暮らしを開始。やがて新しい命を授かる――。厳しい自然の中で展開する愛のドラマ！
内容説明
明治初頭、北海道の原野を流離う１人の男がいた。シュマリと名乗るこの男は、箱館で藩士を殺め追われていた。妻と別れ自暴自棄になり囚われの身となった彼は、榎本武揚の隠匿軍用金探索を命じられる。一方、エゾ共和国建設を夢見る太財一族は埋蔵金目当てに娘・峯を接近させる。しかし彼女はシュマリに惹かれ、孤児ポン・ションと共に３人の暮らしを開始。やがて新しい命を授かる―。厳しい自然の中で展開する愛のドラマ！
著者等紹介
手塚治虫［テズカオサム］
１９２８年、大阪府生まれ、兵庫県宝塚市で育つ。大阪大学医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。勲三等瑞宝章受勲。漫画の神様と呼ばれ、現代の漫画文化を築き上げた人物。代表作に『鉄腕アトム』や『ブラック・ジャック』（７５年第４回日本漫画家協会賞特別優秀賞）、『陽だまりの樹』（８４年第２９回小学館漫画賞）、『アドルフに告ぐ』（８６年第１０回講談社漫画賞）など多数。宝塚市には手塚治虫記念館がある。８９年没（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ちょん
17
普段漫画は読書メーターに登録しないのですが(量が半端なくなるので)、これは記録しておこうと‼️以前北海道旅行した時に現地の方から｢ゴールデンカムイって流行ってるみたいだけど手塚治虫のシュマリも読んでごらん｣と勧められました👀💡あれから時間経ってしまいましたが本屋さんで新装版を見つけ思わず購入。どうかなと思いながら読み始めたのですが…スゴすぎる。壮絶すぎる。中身の感想は下巻で書きます‼️では下巻いってきます📕✨2020/02/16
紙魚ったれ
1
大河ドラマ感がすごい。2020/01/29
Nori
0
19世紀アイヌを基調にした物語と思っていたのだが、予想とは異なるフィクションが紡がれていた。手塚治虫さん自身もアイヌの歴史はそう簡単に解きほぐすことはできないといった発言をしており、致し方ないのかな、という気がしている。それでもなお、江戸から明治に移り、多くの和人が移住・開拓していったこと、それにより今まで築かれてきた大地の営みが音を立てて崩れていったこと、その空気感は伝わってくる。移住した和人も、貧しさから逃れようと、フロンティアとしての北海道に賭けた人々。大地に今は眠る人々に思いを馳せる。2021/12/28
