角川文庫<br> 廻り道―手蹟指南所「薫風堂」

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角川文庫
廻り道―手蹟指南所「薫風堂」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784041088289
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

子供たちに読み書きを教える「薫風堂」の師匠・雁野直春は、新たな年を迎え、自らの境遇に決着をつけようとしていた。それは、三千八百石の旗本・春田家の養子入りを断ることだった。シリーズ、堂々の完結

内容説明

「薫風堂」の師匠・雁野直春は、稔書堂の北斗屋庄兵衛に依頼された書物の執筆に専念しながら、新しい年を迎えた。手習子たちとともに書初めを終えた直春は、意外な人物の訪問を受ける。それは、婚姻を約束しながら果たせずにいた石川家の美雪の母、阿久里だった。旗本の姫と浪人である直春との叶わぬ夢は、阿久里の来訪で終わりを告げるのか。さらに、直春に因縁ある実父から突然の呼び出しが―。シリーズ完結!書き下ろし長篇時代小説。

著者等紹介

野口卓[ノグチタク]
1944年、徳島市生まれ。93年、一人芝居「風の民」で第3回菊池寛ドラマ賞を受賞。2011年、『軍鶏侍』で時代小説デビュー。12年、同作で第1回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

94
手蹟指南所「薫風堂」シリーズの5作目【完】 2020.02発行。字の大きさは…小。 手蹟(しゅせき)指南所・薫風堂(くんぷうどう)師匠・雁野直春が手習子(生徒)に慕われ、そして手習子と共に成長して行くさまが微笑ましく、また時に涙が出る。 大身旗本の娘・美雪との恋が終わり。そして周りを見ると幼馴染の旗本の妹・織江が…。2020/03/25

真理そら

33
完結編。2020/02/23

qoop

8
手習所の師匠を主人公とした薫風堂シリーズ完結篇。複雑な出自や人間関係に翻弄されつつ持ち前の一本気な性格で道を拓く主人公像は、まさに青春小説の一定型だろう。それを凡百の作品と違えているのが登場人物それぞれの成長小説である点。主人公を書きながら同時に他の人物も際立たせて、見事な終幕を読ませてくれた。お互いが成長し合い人生模様を繰り広げていく道程の読み応えはなかなかのもの。直球勝負の面白さだった。2020/04/27

woo

7
本シリーズ完結篇。五巻と短めだが元々話を膨らませず、身近な出来事に纏めてあるのでイイかも知れないです✌️まあ意外性のない大円団的ですが、却って清々しい感じも♪2020/02/27

こめまり!

3
今回は、同じ話を何度も繰り返し書かれていて、少し読みづらく感じました。その中で「定吉」の話はベタですが、ピカイチでした。直春先生、織江さんとお幸せに…。2020/07/10

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