出版社内容情報
……そこには世にも奇妙な世界、「奇界」が広がっていた。 『奇界遺産』写真家・佐藤健寿の奇界なる旅の全貌を綴った本格フォトエッセイ。写真全点オールカラー+増補の贅沢な文庫版!
内容説明
タイの海底に石像を探して生死をさ迷い、砂漠のサイケな救済の山を訪れ、インド最高の聖者サイババとご対面。大漫画家とマッドメンの地を旅し、世界の果ての雪原でトナカイの血を頂き、廃墟のチェルノブイリを彷徨し、時には謎の古代遺跡に呪われつつ、懲りずに澁澤龍彦の足跡を辿り、UFO村で人々の優しさに触れる―写真家・佐藤健寿は何を求めて旅をするのか?世界の奇妙な人々と奇界を巡る、オールカラーフォトエッセイ!
目次
台湾、あるいは珍奇の島へ
アフリカ霊感商法―呪術師と獣の市場
南米山奥の異星人に愛された村
バツー洞窟と世界最大の苦行祭
タナ・トラジャ―死のために生きる人々
砂漠にそびえるサイケデリックな神の山
レイモンド・モラレス―封鎖された怪物たちの庭園
珍奇大国、タイに溺れて
地獄・HIV・ドラえもん
日原鐘乳洞―知られざる奥多摩スペランカーの世界
奇界日記・パプアニューギニア編 諸星大二郎先生とマッドメンの森へ
人類最古のコンピューター、アンティキティラの機械
呪いの遺跡、ナン・マドールで呪われて
クンストカメラ 叡智と驚異の部屋
ギョベクリ・テペ 人類最古の神殿
イタリア紀行 澁澤龍彦を追って
台湾再訪 二人のアウトサイダー老人を訪ねて
チェルノブイリの影響
ネネツ族 世界の果てで、命を頂く
そこそこ幸せな普通の国、ブータン
著者等紹介
佐藤健寿[サトウケンジ]
写真家・作家。武蔵野美術大学卒。世界各地の“奇妙なもの”を対象に、博物学的・美学的視点から撮影・執筆。著書の他、テレビ、ラジオ出演歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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