出版社内容情報
轢き逃げされた男から1億円を横取りした男女。二度と会わない約束で別れた一年後、幸せな結婚生活を送る女のもとに”呼び出し”の電話が。日常の断片に腐蝕した巨悪を抉る社会派推理の大作。
内容説明
OLの松葉絵里子は別れた恋人を忘れるため、街で声をかけてきた鮫島の誘いにのり一夜を共にした。その日、偶然轢き逃げ現場を目撃した彼らは、轢き殺された男が所持していた一億円を横獲りし、山分けする。二人は二度と会わないことを約束し別れたが、一年後、幸せな結婚生活を送る絵里子のもとに鮫島から不穏な「呼び出し」の電話があり―。日常と背中合わせの闇を描いた社会派ミステリ。棟居シリーズ新装版、第5弾。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年熊谷市生まれ。青山学院大学卒。10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞・角川小説賞・日本ミステリー文学大賞・吉川英治文学賞を受賞。推理小説の他、歴史小説・ドキュメントにも作風を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Opinion
5
うーん、ブレないブレない流石は森村さんってとこですかね。其の辺で起きていそうな、どこにでも居そうな、そしていつ起きても不思議でない。そんな場面が随所に散りばめられています。楽しく読ませてもらいました。ご冥福をお祈りしています。追悼。2023/08/10
nemu
1
不倫相手にすっぽかされて別の男と関係するって…あるのだろうか?そしてたまたま拾ったお金をその男とネコババするって…すごいわ〜。まあ、そんな人だから人殺しも出来るんだろうな。2024/11/03
Kitahiro
0
Kindle2024/01/30
ヤマアラシ
0
めちゃくちゃおもしろかったけど、肝心の棟居刑事があんまり出てこない…。2023/11/19