角川文庫<br> おとっつあん―八丁堀赤鬼忠孝譚

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角川文庫
おとっつあん―八丁堀赤鬼忠孝譚

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  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041086469
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

非業の死を遂げた父の無念を晴らすため江戸中を彷徨い、野垂れ死にしかけた高井伊八朗。彼を助けた命の恩人は長年捜しあぐねていた仇討ちの宿敵と瓜二つだった。『忠孝園』という孤児院を営むその男、室生祐源の正体は?施設の運営金の出所は?祐源を知るほどに伊八朗は確信と迷いを深くしていく。父を思う子の情、生き別れた子の幸せを願う親の情。ままならない人生の因果をスリリングに描く待望の新シリーズ、始動!

著者等紹介

小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京都生まれ。「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞、『絆』で日本推理作家協会賞、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。社会派推理小説や時代小説で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

155
面白いシリーズが始まりましたよ。命の恩人は稀代の悪人か有徳の人かーの帯通り、やっと見つけた父の仇は『忠孝園』で孤児の世話をする赤鬼・祐源。まずは初回、高井伊八朗が祐源を追い詰めるのだが、スッキリとした読後感で次巻が楽しみです。2019/12/17

とし

78
八丁堀赤鬼忠孝譚「おとっつあん 」1巻。祐源に関わりある伊八郎、和助、新吉それぞれの連鎖が絡み合い読み応えあるシリーズになりそうですね次巻が待ち遠し。2019/10/11

はつばあば

41
兄と二人で仇を探して7年。兄は故郷に帰り、自分は10年を区切りとして江戸中を探し疲労困憊で倒れた先は今でいう養護施設『忠孝園』の祐源が助けてくれた。「?似ている!もしや・・」人はいくらでもよい方にも変われるし悪に染まることもできる。ただ・・当事者はその人を許せるかってことですよね。祐源と同じ人助けができるか・・。伊八郎悩め!。面白そうなシリーズです2022/07/06

美月0217

18
伊八郎・・もしかして父の仇・・と思った人は・・・ 仇だと思う人が、とても良い人だったら? 仇なのかどうなのか、見定めたい気持ち・・当然だろうと思う。そしてそう仇だと思う人がいるところは今でいう孤児院みたいなところ・・ここで起こる出来事についつい入り込んでいく伊八郎・・・ 2020/02/01

藤よい

5
命の恩人が父の仇かもしれない。最後は仇であるかどうか分かります。 シリーズのようなので次巻も楽しみです。2019/09/15

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