次期風紀委員長の深見先輩は間違いなく病気

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次期風紀委員長の深見先輩は間違いなく病気

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041086407
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「深見先輩は、間違いなく病気だ」――生まれつき周囲の心の声が聞こえてしまう高校一年生・石崎鏡花は、その能力ゆえに強い人間不信に陥り、家族間にも修復不能な亀裂が入っていた。家庭に居場所がない鏡花は、学費免除のため特待生に認定されるべく、消去法で風紀委員会に入る。そんな彼女の前に現れたのは頭脳明晰、冷静沈着、眉目秀麗と一見完璧超人だが、心の声では常に鏡花への変態的妄想が渦巻いている二年生・深見透悟だった。心の中で鏡花への愛を病的に叫ぶものの、現実で何か行動を起こすわけではない未遂系ストーカー・深見に対し、鏡花はなぜ自分にここまで執着するのか疑問に思いながらも、全力で接触を回避し続けることを決意する。だが、委員会での活動や夏の花火大会、文化祭などを共に過ごすうち、次第に鏡花は深見の隠れた純粋さに無意識に惹かれていき……。

内容説明

ある秘密を抱え、家族と離れて暮らす高校1年生・鏡花は、特待生に選ばれるために入った風紀委員会で、眉目秀麗にして校内一の優等生・深見に衝撃を受ける。なぜなら、鏡花の秘密とは「他人の心の声が聞こえること」。そして深見の心の中では、初対面のはずの鏡花への、異常な愛の叫びが渦巻いていたのだ。全力で接触を回避し続けようとする鏡花と、冷静沈着を装いながら、内心でとんでもない妄想を繰り広げる深見。2人のすれ違いの行方は…。「小説家になろう」発異能ラブコメ×青春小説!

著者等紹介

稲井田そう[イナイダソウ]
1995年神奈川県生まれ。現在は「小説家になろう」や「アルファポリス」を中心に執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

38
ある秘密を抱えて、家族と離れて暮らす高校生・石崎鏡花。特待生に選ばれるために入った風紀委員会で、眉目秀麗な優等生の深見先輩と衝撃的な出会いを果たす青春小説。他人の心の声が聞こえてしまう過酷な過去を生きてきた鏡花。そんな彼女が風紀委員で出会ってしまった自分への想いがダダ洩れな変態の深見先輩。最初は鏡花センサーでも付いてるの?とか思う先輩の内心にドン引きで、けれどその行動は意外と紳士で、彼女の葛藤もなかなか苦しかったですけど、真摯に気にかけてくれる彼への想いが少しずつ変わってゆく展開はなかなか良かったですね。2020/04/01

わたー

24
★★★★★フォロワー様からのお薦めを勝手に受信して。コレはいいラブコメだった。他人の心の声が聞こえてしまう能力のせいで親からも見捨てられた少女が、見た目は知的でクール、中身は恥的で彼女に対する狂信的な愛を叫び続けるド変態の深見先輩と出会うことから始まる物語。人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ、とはよく言ったもので、側から見ている我々にとっては、彼女が周りとの関わりの中でしだいに絆されていく姿が非常に好ましいものとして映る。いいものを読ませてもらった。2020/04/11

さーさん

5
他人の心の声が聴こえる女の子・鏡花が、変態的な愛を延々心の中で叫び続ける真面目で冷静沈着な先輩にだんだんほだされていく話。風紀委員のみんなが良い子でほっこり。個人的には小心者な中岡先輩が好き。2020/06/07

まめもやし3

3
最初、なぜ深見先輩がそんなに石崎のことが好きなのか分からず、変な話だと思っていた。理由が分かるとその一途さに好感。風紀委員会の他の面々も裏表がなく、イイやつばかりだった(自分がついたウソに怯えてるやつはいたけど)。委員長もゲスなりにいい事言ってた。2020/05/31

takave

2
面白かった。心の声が聞こえる主人公が愛が強すぎて変態にしか見えない先輩にドン引きする話。先輩の内面は間違いなく変態だけど、内面だけに押し止めて外面は高潔なの好き。主人公ちゃんの心労はパないけどなっ。2020/04/10

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