ハヤブサの血統

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ハヤブサの血統

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041086377
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

米国の新型戦闘機は欠陥品だ――ムサシ重工に勤める光崎は、空自の次期主力戦闘機に内定したF-53が試験中墜落していたことを知る。米国が事実を隠蔽する中、光崎は国内各社の力を集結して国産機の開発に挑む!

内容説明

このままでは、空自は欠陥品を買わされる―大戦中の戦闘機「隼」の開発者を祖父に持つムサシ重工社員・光崎哲司は、異動を告げられた防衛部門で危機に直面していた。空自の次期主力戦闘機選定で、ムサシ重工が与した側でなく、競合の米ラッキード社F‐53が内定したのだ。だが、F‐53には米軍による墜落事故の隠蔽と、防衛事務次官・毛利の癒着の噂が…。光崎は国益のため、対立する日本の重工メーカー各社をまとめ、「国産」の戦闘機開発に奔走する!防衛問題に切り込む“逆転”企業小説!

著者等紹介

鷹匠裕[タカジョウユタカ]
1956年、兵庫県生まれ。東京大学文学部卒業。80年に大手広告代理店入社。コピーライター、CMディレクター、デジタルプロデューサーなどを歴任し、2016年に退職。12年、第4回城山三郎経済小説大賞最終候補。16年、第2回藤本義一文学賞特別賞受賞。18年『帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

達ちゃん

31
鷹匠さん初読です。国産戦闘機を巡るいろんな駆け引きなかなか面白かったです。隼の話がもっと盛り込まれると良かったなと思いました。2021/11/14

Ayako

29
純国産のステルス戦闘機の開発を巡る経済小説。物が物なだけに、単なる物作りとは異なり、解決すべき諸問題は周辺でも山積みだ。アメリカとの関係や各省庁との確執等、様々な立場の人々の思惑が交差する。その割りに、余分な部分は削ぎとった分かりやすい展開で、どんどん読むことができた。また日本の今後の防衛を考えて、怖さも感じた。2021/03/11

ren5000

28
オールジャパンの戦闘機を作るのに奮闘するお仕事小説。面白いことは面白いんだけど主人公のハヤブサの血統が活きてないのが残念。ラストのエピソードも蛇足に感じた。2021/05/04

おのちん

7
★★★★☆:面白かった。圧倒的な使命感に感動した。2021/05/11

oct2

6
身も蓋もない言い方をすれば官民で純国産のスティルス型戦闘機を作り飛ばすというのがテーマの企業小説。ストーリー展開は分かりやすく半沢直樹を読んでいるようでなかなか面白い。のだけど会社の論理やら、武器3原則の撤廃問題やら新聞社が持つスタンスやら中に入っている当事者側から見た論理ばかりでにどうにも頷けないものがある。また市民活動家が一方的に書かれている部分もちょっとだ。やりすぎたかって訳じゃないんだろうけどエピローグでは強力なしっぺ返しを喰うエピソードが挟まれるのだが…2021/03/09

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