出版社内容情報
“黒”のサーヴァントと“赤”のサーヴァントが遂に激突。最後の戦いの中、天草四郎時貞とジャンヌ・ダルク、二人の互いに譲れぬ想いが交錯し、物語は終局に向け加速していく。
内容説明
次々とサーヴァントが散っていくなか、“赤”のマスターである天草四郎時貞は遂に人類救済の夢に手をかけていた。第三魔法「天の杯」による魂の物質化。すなわち、全人類の不老不死化。ジャンヌ・ダルクはその願いの正しさに迷いながらも、旗を手に彼に立ち向かう。互いの譲れぬ想いが交錯したとき、焔は再び聖女を包んだ。そして、彼が捨てたものを最後の武器として、ジークは最後の戦いへ!外典の聖杯戦争、ついに完結!!
著者等紹介
東出祐一郎[ヒガシデユウイチロウ]
小説家、シナリオライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にぃと
7
最終巻の表紙が天草なものだから、だれが主人公かますますわからなくなる。もともと群像劇っぽい作品だったしこれはこれでいいのだろう。 最終巻、物語のクライマックスにふさわしい戦いばかりだったし、ここまで生き残ってきたサーヴァント、マスターにもそれだけの価値がある見せ場があったと思う。そしてエピローグとその先の展開は本当に読めてよかった。敵も味方もそれぞれの想いを抱えながら命をかけて戦い抜いた物語で、まさしくトゥルーエンドにたどり着いた、という感じが凄い。2022/09/23
みどり
5
完結しました。割と外典なので、こういうのもありかしら、とは思いますが。ラスト好きですけどね。2020/03/28
あるこる
3
シリーズ完走 最終巻はバトル要素強めで、もう少し問答がほしかった 読み終わって感じるのはカルナの魅力だな ファンが多いのも頷ける「英雄」的キャラクターで最終的に1番好きになったし、他の英雄との違いから各英雄の考え方みたいなのが見え隠れしていた ジャンヌと天草四郎との問答はどうしても噛み合わない感じで、噛み合わなさをジークという存在が上手く表現してるのは面白かった 2024/12/22
種蔵珪也
1
最終決戦。サーヴァントとマスターの終わり方かなり幸せな部類が多くて同じく派生であるzeroに想いを馳せてしまった。ケイローンもアキレウスもカルナもやりたいことやって終わったし、モードレッドと獅子劫は自分の終わりに納得してるし、アタランテは諦めとともに消える。アストルフォくんちゃんは一体いつまで現界しているんでしょうか。ジークは、本人が納得しているからいいかなという気持ち。2021/06/01
あきひろ
1
最終第5巻読了。想像してより最終決戦がわりとあっけなく終わってしまった感じあるけど楽しめた。2021/01/07