出版社内容情報
囚われた内親王・脩子の魂蟲を探す昌浩は、益荒から斎の魂が何者かに奪われたと知らされ伊勢に向かう。
対峙した黄泉の魔物が明かした「玉依姫」を狙う戦慄の理由とは?
時を同じくして、冥官の命をうけたもうひとりの陰陽師・榎リュウ斎が動き出した……!
「神を祈る、神に祈る。守り給え。守らせ給え。すべてを」
都で、伊勢で、播磨で。戦いにすべてを懸けた命たちが繋いだのは、一条の希望の光だった――。
〈厳霊編〉第5弾!
内容説明
囚われた内親王・脩子の魂蟲を探す昌浩は、益荒から斎の魂が何者かに奪われたと知らされ伊勢に向かう。対峙した黄泉の魔物が明かした「玉依姫」を狙う戦慄の理由とは?時を同じくして、冥官の命をうけたもうひとりの陰陽師・榎〓(りゅう)斎が動き出した…!「神を祈る、神に祈る。守り給え。守らせ給え。すべてを」都で、伊勢で、播磨で。戦いにすべてを懸けた命たちが繋いだのは、一条の希望の光だった―。“厳霊編”第5弾!
著者等紹介
結城光流[ユウキミツル]
2000年9月『篁破幻草子 あだし野に眠るもの』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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綾乃
9
厳霊編第5弾。 今回も辛く悲しい話が続いたが、都、伊勢、播磨、夢殿それぞれで、命を懸けた陰陽師の活躍により戻った命、失われた命はあれど、僅かな希望の光が射す巻となったが。 唯我独尊の兄、秘密主義の弟に挟まれ、あまり目立たなかった昌親さんの悔しさ、やるせなさ、全てを負う覚悟。黄泉の扉を開けた陰陽師が成親さんであった事を知ったじい様の「ばか者」、全てまっとうし消えていった岦斎の最期が切なかった。 厳霊編も後一巻、出雲に巻き起こった不穏な空気を、今回射した僅かな光の希望が大きな希望の光となるよう願いたい。2019/10/21
moo
4
ようやく、光が?もっくんの無双っプリがさすが。それにしても、お兄ちゃん。。自ら閉じた昌浩の思いやいかに。次は道反で最終決戦か?ようやく終わるか?2020/08/26
桜花
4
高い高い山をようやく乗り越えたような感じで、日の光が降り注ぐことでほっとしたのに!!!そして成親様、嘘だと言ってよ。2020/06/21
らま(羅眞)
4
じい様のばかもの、が胸を打ってしんどい2019/10/04
まんま
3
綺麗な表紙と舐めるようにネタバレを探してしまう。軻遇突智の神様はやはりそうかーと思いながら、まだ不穏な気配が続いている。2019/12/12