角川文庫<br> バック・ステージ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041084298
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

新入社員の松尾は忘れ物で戻った夜の会社で、先輩社員の康子がパワハラ上司の不正証拠を探す場面に遭遇。そのまま巻き込まれる形で、片棒を担がされることになる。翌日、中野の劇場では松尾たちの会社がプロモーションする人気演出家の舞台が始まろうとしていた。その周辺では息子の嘘に悩むシングルマザーやチケットを手に劇場で同級生を待つ青年、開幕直前に届いた脅迫状など、それぞれ全く無関係の事件が同時多発的に起きていたが、松尾と康子の行動によってそれらは少しずつ繋がっていく、そして……。バラバラのピースが予測不能のラストを象る。いま、最も注目される作家芦沢央の驚愕・痛快ミステリ!

内容説明

パワハラ上司の不正の証拠を掴みたい先輩社員康子とその片棒を担ぐハメになってしまった新入社員の松尾。2人は紆余曲折の末、自社がプロモーションする開演直前の舞台に辿り着く。劇場周辺では息子の嘘に悩むシングルマザーや役者に届いた脅迫状など、4つの事件が起きていた。それぞれ全く無関係のはずなのに、康子たちの行動で少しずつ繋がって…!?バラバラのピースが予測不能のラストに導く、驚嘆の痛快ミステリ。

著者等紹介

芦沢央[アシザワヨウ]
1984年東京都生まれ。出版社勤務を経て、2012年『罪の余白』で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。17年『許されようとは思いません』が第38回吉川英治文学新人賞の、19年『火のないところに煙は』が本屋大賞、第32回山本周五郎賞の候補になった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

231
脚本・演出が島田ソウの舞台の公演には、舞台裏、会場の外には、誰もが気づかない事件が多発してたわ。他人には些細なことかもしれないけど、当人達には大事件だね。嶋田は曲者だわと思うし、澤口を成敗してスッキリしたのもいいし、玉ノ井さんもやる時はやるよですごいと思ったけど、奥ちゃんと伊藤、松尾と康子さん、すごく良かった。恋の始まりは微笑ましくなった。話に無理があるとは思いながらも、こんなとこに伏線をはってたかと感心したり、楽しく読めました。【サイン本】2021/05/06

さてさて

191
『結局、この一日は何だったのだろう』。“パワハラ上司”の弱みを握るために奔走する松尾と康子のドタバタ劇が描かれたこの作品。そこには全く関係のない四つの物語を一つに繋いでいく芦沢さんの鮮やかな手腕を見る物語が描かれていました。五つの物語が一つに繋がり、その一方でそれぞれに結末を見るという鮮やかな構成に魅せられるこの作品。物語どうしが緩やかに繋がるそれぞれの物語の魅力にも囚われるこの作品。“バラバラのピースが予測不能のラストに導く、驚嘆の痛快ミステリ”という謳い文句が伊達ではないと感じさせてくれた作品でした。2024/01/10

のり

114
仕事は出来るが、部下へのパワハラが目に余る上司に不正の疑いが… 先輩の「康子」と新人の「松尾」は証拠集めに乗り出す。変装や誰にでもうちとける話術がスゴイ康子。その過程で開演間近の舞台の周辺でも様々な出来事が。何気ない日常の悩みや恋愛模様まで…舞台演出家のぶっ飛びな策や、俳優陣の心の揺れも伝わってくる。あれだけ高圧的だったパワハラ上司の小心振りにもビックリ。探偵の真似事した二人のこの先も気になる。2021/03/30

アッシュ姉

83
人気演出家の舞台裏で巻き起こる群像劇。登場人物はさほど多くなく、個性豊かに描かれているので混乱せずに読みやすい。イライヤミス作家のイメージを覆す、痛快に楽しめるストーリーが新鮮。面白かったので、これからも白黒どちらの芦沢さんも読んでいきたい。2023/03/28

イアン

82
★★★★★★☆☆☆☆ 悪徳パワハラ上司の不正を暴こうとする先輩康子とそれに巻き込まれる新人松尾。鬼才嶋田ソウ演出の舞台。この2つの出来事を軸に、計5つの物語で構成される短編集。それぞれの物語にわずかながらも他の物語が絡んでおり、舞台を横から覗き込んでいる気分にさせられる。特に「始まるまで、あと五分」は、さりげない伏線や終盤のどんでん返しが鮮やかで、このために640円払ってもいいと思えるほどの後読感。ただ個人的には、『許されようとは思いません』の方が芦沢央らしいゾクッとするような不穏な雰囲気があって好き。2020/04/27

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