出版社内容情報
麗虎国の二人の王子―藍晶と曹鉄の対立は、避けられないものとなった。奇跡の少年・天青にとっては、どちらも大事な存在だ。しかも混乱の中、大国・淘の大使が視察に来ることが決定し……。
内容説明
麗虎国の2人の王子―藍晶と曹鉄の対立は、もはや不可避。しかし天青にとってはどちらも大切な存在だ。そんな中、隣国・淘の大使が視察に来ることがわかり、曹鉄が大使を迎えることに。しかも大使側は、あることを藍晶と曹鉄両方に要求して…。一方神官の鶏冠は、王位争い解決の糸口を探し、女を装い町へ出る。血よりも濃い絆を引き裂く、熾烈な王位争いもついに決着のとき!?大人気アジアン・ファンタジー、超劇的第8弾!
著者等紹介
榎田ユウリ[エダユウリ]
東京都出身。榎田尤利名義でも著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミュポトワ@猫mode
108
宮廷神官物語、8巻読了しました。今回もまた中盤当たりでマジでかぁと呟いてしまい、波乱万丈な巻だなぁと思っていましたが、最後またドロドロ展開に。この巻は跡目争いが中心で一応の決着を見たと思うんですけど、腹黒さんの野望は尽きないらしく、つか死んでなかったのかぁ…なるほど切り札っちゃあ切り札だけど、かなりどす黒くないかねぇと思っています。つか、この巻、BL要素強くない?耳元でささやくとかご飯食べさせてもらって赤くなるとか、免疫ないとひあぁってなりますwドロドロ展開も気になるので、続けて9巻を読みたいと思います♪2020/07/27
ぽんすけ
93
とにもかくにも藍晶王子、立太子おめでとうございます!いや~長かった。毒殺未遂事件の容疑者になり幽閉されたり、島に世継ぎの証を取りに行かせられたり、帰ってきたら曹鉄と王位争うことになったり、山に行けば崖からおちるしで、試練というか拷問に近かったと思うけど、やっとやっとですよ。赤烏も本当にご苦労さんでした。もうね、本当に王様にはイライラさせられっぱなしで、あなたの優柔不断のせいで皆しなくていい苦労をさせられたんですがと思わず怒。あと苑遊様、やっぱりほしいのは鶏冠だけだったかw手段を選ばないその執着にゾクゾクw2021/03/29
りゅう☆
90
藍晶王子以上に次の王にふさわしい人っていないのに、どうしてこうも苦難が待ち受けてるの?やっと以前の曹鉄が見えてきた。自分は王にならないときっぱり言う決意もできたのに、苑遊の企みに逆らうことって不可能じゃない?っていうか、なんなの?父王の優柔不断さは!天下の王様でしょ?不甲斐なさと情けなさで怒り心頭だわよ。これじゃ慧眼児も呆れるわ。藍晶王子の方がすでに王らしいわ。はぁ、やっと王位争いに決着。だけど気になるのは鶏冠の出生の秘密。角川ビーンズ文庫で読了済みなので知ってるけど。あああ、とうとう苑遊の切り札登場!2021/07/22
naoっぴ
72
ようやく後継者が決まり、脆くなっていた友情が再びつながる。仲間や友情といったテーマが清々しい。それにしても王があまりに不甲斐なくて、国の行く末が不安になるようなライトなオチだなぁ。もとはティーンズ向けの話だし、これもありということにしておこう。鶏冠を「兎」と呼び執着する苑遊が不気味な存在だけど、その思惑は次へ持ち越し。次巻を待つ。2019/12/06
kei302
64
苑遊 怖い。なんでそこまで…。鶏冠の出自にはどんな秘密があるのか、気になるところで次巻へ続く。2021/06/24
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