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出版社内容情報
榊 一郎［サカキ イチロウ］
著・文・その他
茨乃［シノ］
イラスト
片貝 文洋［カタガイ フミヒロ］
イラスト/著・文・その他
内容説明
戦場にて、英雄の少年は奴隷の少女に一目惚れをする―。ウォルトン王国の最終防衛用兵器―“護国鬼神”の異名を持つ少年・レオ。敵国ネプツニスの使い捨て魔力供給源として、特攻魔導兵器に組み込まれていた少女・フェルミ。二人は出会う。が、露わになる敵は―美少女妖精で！？大層な二つ名とは裏腹に、兵器として引き籠もり生活を送っていたレオは、あっさりとその可愛さに心奪われ―！？英雄と奴隷が紡ぐ、歯がゆくて不器用な恋の物語。
著者等紹介
榊一郎［サカキイチロウ］
自称（軽）小説屋。第９回ファンタジア長編小説大賞準入選作『ドラゴンズ・ウィル』でデビュー。速筆で多作（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっさん
20
★★★★★ ウォルトン王国の最終防衛用兵器〈護国鬼神〉の異名を持つ少年･レオはある日戦場で敵国の奴隷少女に一目惚れする。敵国ネプツニスの使い捨て魔力供給源として特攻魔導兵器に組み込まれていた奴隷少女･フェルミを戦争奴隷として引き取ったレオは自堕落な引き籠もり生活が仇となりフェルミとどのように接すればいいか戸惑ってしまい…ー それまで不遇な人生を送ってきた奴隷少女を甘やかす話という好みにぶっ刺さった作品。あらすじ･イラストを含め序盤数ページで今作は自分に合うと確信した。あとがきで作者が述べているように単に→2019/10/14
まるぼろ
18
ウィルトン王国の王都に敵国ネプツニス帝国の大型魔導兵器が出現、魔導鬼神を操る護国鬼神のレオは魔導兵器を撃退するものの、その兵器にいたのは妖精族のフェルミと言う名の少女で…と言うお話です。如何にも榊さんが好きそうなロボ物のお話ですが、コメディとほのぼのとシリアスがちょうどいい塩梅で読んでいて楽しかったです。特にレオとハリエットさんの漫才は面白かったです…ｗ 色んな意味でフェルミをネプツニスから開放した所で綺麗に纏まってはいますが、出来る事なら続きも読んでみたいなと思える作品でした。2019/09/09
真白優樹
15
二つの国の戦いが続く世界で、最終防衛兵器の仮面を被る少年が敵国の特攻奴隷の少女に一目惚れし始まる物語。―――いつかに願う夢の為、その手に握るは無慈悲な仮面。 例えその命が偽物でも、例えその手を幾度も血で濡らす生き方しか知らずとも、それでも恋をした。世界を知らぬ二人が出会い手探りで手を伸ばし不器用に触れあう。悲壮感溢れる辛い世界で歯がゆくてもどかしい、そんな不器用で真っ直ぐな恋が甘くて優しい物語であり、読み応え抜群の正に正直ど真ん中のファンタジーである。故に全読者に読まれてほしい。 勿論次巻も楽しみである。2019/09/02
げんごろう
8
国を護る兵器として生きてきた少年と敵国の奴隷として生きてきた少女の恋物語。少しダークな世界観ですがバトルパートとラブコメパートのバランスが丁度良いので読んでて全く苦になりませんでした。ヒロインのフェルミは危うすぎて放っておけない少女。身も心も真っ白な彼女を今後レオがどんな色に染めるのか楽しみですし、もう1人のヒロインマリエルの動向も気になりますね！2019/09/05
nawade
8
★★★☆☆ 王国を護る守護神・護国鬼神と呼ばれる少年と戦争奴隷の美少女妖精の不器用な恋愛ファンタジー。主人公、ヒロインともに世間知らずなので、そこを絡めたコメディ成分が強い白榊モノであるとは思うが、随所に黒い設定が盛り込まれている。ただ、メインヒロインのフェルミよりも、作者からサブ扱いされちゃってけど一品芯の通った正道を持ってるマリエルの方がキャラが立っていて、応援したくなっちゃう。いっそ、ダブルヒロインに方向転換しませんか？それにしても、主人公よりも執事の方のチートぶりが凄まじい。何者なんでしょうね？2019/08/31
