内容説明
東京の大学に入学した依子は、念願のひとり暮しをすることになった。家賃が安いだけがとりえのアパートに決めたはいいが、複雑な事情がありそうな住人ばかり。入居早々、部屋は隣に住む女性の荷物に占領されており、自分の荷物を預かってくれているという部屋を訪れると、そこの住人が倒れていた!どうやら、自殺未遂を繰り返している人物…。しかも、彼女を助けたことがきっかけで、女優デビュー?波瀾万丈の青春ミステリ。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。「三毛猫ホームズ」シリーズ他著書多数。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞、16年『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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モモ
59
大学進学のため東京で一人暮らしをすることになった依子。初めてアパートの自分の部屋に行ってみたら、なんと隣の部屋の人のダンボールがドーンとあった。ツッコミどころが多々あれど、色々な誘惑に負けず身を持ち崩すことなく、前向きに進んでいく依子が頼もしい。爽やかな青春小説でした。2020/07/12
白雪ちょこ
17
今回は、いつものようなサスペンスなどではなくわ初めての一人暮らしを経験する女子大生、依子ちゃんの成長日記のような物語だった。 一人暮らしを始めたはいいものの、個性豊かな住人達と、なぜかトラブルに巻き込まれたり、男女のもつれを解決したりと、てんやわんや。 友人達とのトラブルも見事解決し、少々おせっかいだが、大人へと一歩一歩しっかり成長していく依子ちゃんの姿が、見ていてとても凛々しく、心を元気づけられた。2021/11/22
蕭白
10
あっという間に読み終えてしまいました。コミカルな雰囲気もあって、楽しい時間が過ごせました。2019/09/08
あんどー
9
一人暮らしを夢見る少女の夢を詰め込んだ少女漫画の様なお話。私も子供の頃魔女の宅急便みて一人暮らしに憧れを抱いたからなぁ…。子供の頃に読んだら憧れてしまうかもなぁ。2023/01/08
山田
9
うーん…。何もかも上手くいった理想の一人暮らしって感じの作品。赤川次郎さんだから読んだっていうのもあるんだけど、何とも言えないなぁ。羨ましいとか自慢的な感じで書かれてないのに、なんか嫉妬心が芽生える。自分の幸福に気付いていない天然主人公って感じ?ですかね。2019/09/28
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