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内容説明
ヤランドララとの再会に喜んだのも束の間、謎の老婆ミストームに関わる因縁から大国の軍船、最強アサシンの襲来とゾルタンは未曾有の危機に直面する。だが、襲撃者達は知らない。この地には世界最高峰の勇者達がいることを―。卓越した英雄の力を発揮するレッドとルーティ、因縁の暗殺者と対峙するティセ、更にリットは加護の力で狼の知覚能力を宿らせて!?「ほら、せっかくの機会だし狼リットちゃんに触れてみない?たまにはイチャイチャしましょ!」騒乱巻き起こる辺境の地。しかし、決して侵されることのない二人の幸福は続いていく。冬の夜、月光の降り注ぐ大地でのんびり過ごす第6弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
35
ヤランドララとの再会に喜んだのも束の間、謎の老婆ミストームに関わる因縁から大国の軍船、最強アサシンの襲来とゾルタンは未曾有の危機に直面する第六弾。のんびりとした釣りから始まった今回はヴェロニアの軍船がやってきた騒動に巻き込まれその理由を探る展開。そのわりには過去エピを挟みつつのわりとのんびりしてましたけど、加護の呪縛から逃れられたルーティーは時折悩みつつも成長したなあと感じますね。加護の力で狼耳になったリットに密かに萌えていたレッドが、あのメンツの中から消去法で標的になるつつあるのは仕方ないのかも(苦笑)2020/02/01
まるぼろ
17
さて今巻、ヴェロニア王国のサリウス王子が軍船を率いてゾルタンを訪れるが、その王子はある事からゾルタンの住民を知る上で手掛かりとなる教徒台帳を差し出せと要求してきて…と言うお話です。今巻もとても良かったです。スローライフと言う割にはレッド達も忙しそうですが、それでも薬草店の店主からはさほど逸脱していない働きをしていたのがらしいなと思いつつ読んでいました。ミストームさんもそれなりに辛い過去持ちでしたが、彼女の安全についても含めて、次巻リリンララとどう対峙する事になるのか色々と楽しみです。2020/02/07
真白優樹
12
謎の老婆に関わる因縁から大国の軍船が最強のアサシンを連れてゾルタンへ来襲し、レッド達が迎撃にあたる今巻。―――大切な日々を守る為、因縁も過去も踏み倒して。 かつての兄弟子と再会するティセ、英雄の力で迎撃にあたるレッドとルーティ。老婆の過去を所々で語りながら今を生きる者達がのんびりと生きながら力を振るう、どんな敵が来ても安心できる、新たな色を加えたスローライフが愛おしくなり心が温かくなる度合いが更に高まる巻である。さて、最強の敵がレッドを狙い動き出す中、スローライフは守れるのか。 次巻も須らく期待である。2020/02/03
水無月冬弥
9
#ラノベ #キミラノ スローライフは少なめでバトル多めな話でした。ルーティ&ティセの強さと可愛さが凝縮されていましたが、そこにケモノミミなリットも加わるなんて、最強かよ!と思ったり、もちろんレッドは当然カッコいいですね。というか、レッドはメンタルイケメン過ぎて凄い。これでハーレムにならないのが不思議ですよね。リットは幸せものだ。2020/04/11
リク@ぼっち党員
9
君のとなりに私がいる。こんなにも幸せなことはない。スローライフというわりに事件は絶えないが、ようやくこれがレッドやリットにとってのスローライフなんだなぁと思えた気がする。大事なのは何をするかじゃなくて、誰とするか。そう思い合えるなんて素敵な関係だ。それに助けることができる相手を見過ごすなんて、加護関係なく彼らにはできないだろうし。引きでこれまた平穏とは程遠そうだが、どうなるか。2020/02/05