角川スニーカー文庫 真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました〈４〉

ざっぽん【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2019/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 252p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041082546
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

勇者のパーティーから離脱したルーティを追い求め、辺境ゾルダンの遺跡に人類最強の英雄達が集結する。　
卑劣な策略を巡らせ自らの野心の為にルーティを連れ戻そうとする『賢者』アレスと、妹の身を案じる『導き手』レッドの再会は遂に全面対決へと発展し!?
　世界を救う役割を強制された『勇者』である事を拒み、兄を愛し一人のルーティとして生きていく事を決意した少女による戦いの結末や如何に。
「お兄ちゃん、私……こんなに幸せになっていいのかな――」　
宿命を背負う妹と役割から外れる事を選んだ兄。世界の運命を担った兄妹の、新たなるスローライフがはじまる――。

内容説明

勇者のパーティーから離脱したルーティを追い求め、辺境ゾルタンの遺跡に人類最強の英雄達が集結する。卑劣な策略を巡らせ自らの野心の為にルーティを連れ戻そうとする『賢者』アレスと、妹の身を案じる『導き手』レッドの再会は遂に全面対決へと発展し！？世界を救う役割を強制された『勇者』である事を拒み、兄を愛し一人のルーティとして生きていく事を決意した少女による戦いの結末や如何に。宿命を背負う妹と役割から外れる事を選んだ兄。世界の運命を担った兄妹の、新たなる幸福な日常がはじまる―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

勇者パーティーから離脱したルーティを追い求め、辺境ゾルダンの遺跡に人類最強の英雄達が集結。ルーティを連れ戻そうとする賢者アレスと、妹の身を案じるレッドが遂に全面対決へと発展する第四弾。勇者であることを拒みルーティとして生きていくことを決意した少女と、それを応援するレッドたち。自らの野心の為に卑劣な策略を巡らせ手段を選ばなくなったアレス。もはや対決が不可避な状況で激突した二人の結末は仕方ないのかなとも思いましたけど、友人を得て役割から解放された彼女がこれからどういう人生を歩んでいくのか、今後の展開に期待。

2019/04/27

[こも 旧柏バカ一代]

兄貴を追い出した賢者の底が浅かったのが残念だ。妹勇者は苦闘の末に加護から感情を取り戻し、それをコントロールする術を身につけたのが良かった。そして、兄貴とその嫁はイチャイチャしまくって、そこに小姑が割り込む普通の生活が待ってるのかと思ったら、そうは問屋が卸してくれない。次回は波乱が起こりそうだ。

2019/08/10

[まるぼろ]

さて今巻はルーティが勇者をやめてそれから…と言う所までのお話、そして主にシサンダンの言動から｢加護｣について等に言及があった巻でした。今巻も面白かったです。アレスについては最後までルーティの事を｢勇者｣としてしか見ていなかった辺り自業自得としか言えなかったのですが、そういった面でもテオドラとの差異がくっきりしていて興味深かったです。レッドとティセは末永くお幸せに、と言った感じですね…ｗ そんなこんなでルーティもやっと自分の生活を始めてこれから…と言った所にラストで登場したのは…、次巻も楽しみです。

2019/06/10

[真白優樹]

最強の英雄達がゾルタンの遺跡に集う中、踏みにじられたスローライフを取り戻す為、レッドとアレスが全面対決する今巻。―――渇望する平穏の為、倒すべき敵を今だけは。　スローライフを阻む一先ずの一番の障害、アレス。　お互い譲れぬ事情を胸に抱え、だけどお互いを排除するしかないからぶつかり合う今巻。　仲間同士でぶつかる、後味の悪さと一抹の哀しさ。その先で待つ取り戻した平穏な日々。二つの描写のギャップが心に痛みと温かさを持ってくる巻である。捨てた先、すぐそこまで迫るかつての仲間は何を齎すのか。 次巻も須らく期待である。

2019/05/03

[ツバサ]

とりあえず一区切り着いた。レッドとルーティが再会し、歩く道を決めることが出来た。アレスはもう、残等な結末でいいです。うげうげさんの勇姿には目を見張るものがありました。これから、どうなるか気になります。

2020/04/12