内容説明
江戸は両国の見世物小屋では、“まことの華姫”が真実を語る―ともっぱらの噂。心の中にやむにやまれぬ思いを抱えた人々が、今日も真実を求めてお華の語りに耳をすます。外見と愛想は滅法良いが口の悪い姫様人形・お華と、その相方で話芸を繰り広げるヘタレの人形遣い芸人・月草。凸凹コンビの洒脱な人形語りで江戸の事件を快刀乱麻!市井に生きる人々の悲喜こもごもを描き出す新たな畠中ワールド、開幕!
著者等紹介
畠中恵[ハタケナカメグミ]
高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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