角川文庫<br> ゆめこ縮緬

個数:
電子版価格
¥968
  • 電子版あり

角川文庫
ゆめこ縮緬

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041081990
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

愛する男を慕って、女の黒髪が蠢きだす「文月の使者」、挿絵画家と若い人妻の戯れを濃密に映し出す「青火童女」、蛇屋に里子に出された少女の記憶を描く表題作他、密やかに紡がれる8編。幻の名作、決定版。

内容説明

闇に包まれた中洲を舞台に、生者と死者の黒髪に秘められた恋を紡ぐ「文月の使者」、奔放で美しい継母に、少年が見世物小屋で見た原色の記憶を重ね合わせる「桔梗闇」、挿絵画家と若き人妻の交流を濃密に炙り出す「青火童女」、蛇屋に里子に出された少女が垣間見る血族の秘密を描く表題作など、大正から昭和初期を舞台に綴る、官能と禁忌に満ちた8篇。「日本屈指の幻想小説集」と名高い名作を、詳細な解題を収録して完全復刊。

著者等紹介

皆川博子[ミナガワヒロコ]
1930年旧朝鮮京城生まれ。73年に「アルカディアの夏」で第20回小説現代新人賞を受賞し、その後は、ミステリ、幻想小説、歴史小説、時代小説を主に創作を続ける。『壁―旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞(長編部門)を、『恋紅』で第95回直木賞を、『薔薇忌』で第3回柴田錬三郎賞を、『死の泉』で第32回吉川英治文学賞を、『開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU』で第12回本格ミステリ大賞を受賞した。2012年には、その功績を認められ、第16回日本ミステリー文学大賞に輝き、15年には文化功労者に選出されるなど、第一線で活躍し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価
 

購入履歴本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

122
皆川さんの短編集です。いままで長編ばかり読んできたのですが、この短篇集は傑作ぞろいでした。「文月の使者」から表題作までの8作すべて満足です。皆川さんの短編もいいものがあるのですね。解説、解題、久世さんの随想などが収められていて非常に楽しめました。2021/06/19

rico

98
明け切れない梅雨、湿気を含んだ生ぬるい風の吹く午後、皆川博子さんの流麗な文章に誘われ、踏み込んでしまった8つの世界。生者と死者、人と人ではないもの、夢と現、現在と過去と未来。あらゆるものが混然となり、幻惑される。暗闇に浮かび上がる白い肌に一筋の赤い血。何処かで蝶が羽をゆらめかせてはいなかったか。ここではないどこかに魂が連れ去られる感覚。眩暈。私はどこにいるの?本を閉じた時「ああ、戻って来れた」と安堵のため息。でもまたいつか呼ばれそうで、ちょっと怖い。今度は帰ってこれるのだろうか。2020/07/27

じいじ

89
皆川博子へ初挑戦。著者のヒット作の復刻版だそうです。とてもおしゃれな装丁。・・・残念ながら道半ば(5合目あたり)で、リタイア、ギブアップいたします。幻想小説、怪異的…な内容が、肌に合わないのだろうと思います。これ一冊での結論は早計ですが、硬い頭の爺ィには、皆川博子文学作品は難解でした。2019/10/27

buchipanda3

89
蠱惑的という表現がぴったりと思えた短編集。各篇の題名からして妖しげで心惹かれる。そして物語の冒頭の一文から、ぐわっと掴まれる。「指は、あげましたよ」「狂(たぶ)れた、と思う」。中身の方では、前衛的で退廃的な趣きを感じさせる古典文学のような美しい世界観に油断していると、そのなまめかしさに足元をすくわれてしまいそう。生と死をぼやかした物語は不穏さと軽妙さが混在。そこに挿し込まれるゾクッとする表現が残る。ひょいと急に現れる人間の背徳性には呆然となるも離れられない。これはどの篇も何度でも味わいたい作品ばかりだ。2019/10/12

★Masako★

87
★★★★ 一篇読む毎に大きなため息が漏れる。皆川さんの幻想的な作品を読むといつもそうだが、今作は特に濃厚で濃密。大正から昭和初期を舞台にしたノスタルジックで妖艶、毒気溢れる幻想怪異譚8篇。貴方は誰?私は何者?生者か死人か、此岸か彼岸か…いや夢か現実か? 美しい言葉や文章に誘い込まれ引っ張り回され、あちこちと。最後はため息と共にへたり込む。さて、今わたしは何処にいる? いつかまたじっくり再読してみたい♪2020/05/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14259023
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品