出版社内容情報
京都の旅館で女性が殺され、その知人が東京で殺された。双方の現場に残された「陰陽」の文字。容疑者には鉄壁のアリバイが。そして鶴岡八幡宮の流鏑馬神事で「陰陽」のかけ声とともに驚くべき事件が……。
内容説明
京都で中年女性が刺殺され、その友人が同様の手口で東京で殺された。共に現場には「陰陽」の墨文字が残されていた。十津川警部は殺害現場の部屋に飾られた写真に注目する。そこには被害者を含む4人の男女がラスベガスで笑う姿が。彼らは財力に任せて他人の人生をギャンブルで弄ぶ悪党達だった。捜査を進めるうち、4人と鎌倉・流鏑馬神事との関連に気づく。やがて容疑者が浮かび上がるが、彼には鉄壁のアリバイがあり…。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。19年「十津川警部」シリーズで第4回吉川英治文庫賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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