未来の科学者たちへ

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未来の科学者たちへ

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  • サイズ 46判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041081471
  • NDC分類 404
  • Cコード C0045

出版社内容情報

(目次)
序章 こんなに楽しい職業はない(対談)

第1部 研究者の醍醐味--世界で自分だけが知っている
第一章 研究は「おもろい」から(永田)
第二章 一番乗りよりも誰もやっていない新しいことを(大隅)

第2部 効率化し高速化した現代で
第三章 待つことが苦手になった私たち(永田)
第四章 安全志向の殻を破る(大隅)

第3部 「役に立つ」の呪縛から飛び立とう
第五章 「解く」ではなく「問う」を(永田)
第六章 科学を文化に(大隅)

終章(対談)

内容説明

「先生、こんな役に立たない研究、していていいんでしょうか」「失敗しないためにはどうすればいいですか」最短、最速での「成果」が求められる社会で学生たちから尋ねられるこんな質問。その現状に、基礎科学の第一線を走ってきた研究者の2人は、疑問を投げかける。役に立つかどうかの指標が、あらゆるところに入り込む風潮に警鐘を鳴らし、新たな価値観を提示。未来を歩む読者へ科学の魅力と楽しさを伝える。

目次

こんなに楽しい職業はない
第1部 研究者の醍醐味―世界で自分だけが知っている(研究は「おもろい」から;一番乗りよりも誰もやっていない新しいことを)
第2部 効率化し高速化した現代で(待つことが苦手になった私たち;安全志向の殻を破る)
第3部 「役に立つ」の呪縛から飛び立とう(「解く」ではなく「問う」を;科学を文化に)
先行き不透明な時代の科学

著者等紹介

大隅良典[オオスミヨシノリ]
1945年、福岡県生まれ。東京工業大学栄養教授、同大学科学技術創成研究院細胞制御工学研究センター特任教授。公益財団法人大隅基礎科学創成財団理事長。東京大学卒業、同大学大学院理学系研究科博士課程単位取得退学。ロックフェラー大学研究員、岡崎国立共同研究機構(当時)基礎生物学研究所教授などを経て、2009年より東京工業大学へ。16年、オートファジーの仕組みの解明により、ノーベル生理学・医学賞を受賞。文化勲章受章、日本学士院会員

永田和宏[ナガタカズヒロ]
1947年、滋賀県生まれ。京都大学名誉教授、京都産業大学名誉教授。JT生命誌研究館館長。京都大学理学部物理学科卒業。アメリカ国立がん研究所でコラーゲン特異的分子シャペロンHSP47を発見。帰国後、京都大学教授に。日本細胞生物学会会長などを歴任。ハンスノイラート賞など受賞、紫綬褒章受章。歌人としては宮中歌会始や朝日歌壇の選者を務める。著書も多数。『歌に私は泣くだらう 妻・河野裕子 闘病の十年』(新潮文庫)で講談社エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おせきはん

29
すぐに役に立つことが研究の分野でも期待されるようになっていますが、すぐに役に立つことだけであれば、過去の蓄積をフル活用できるAIの果たせる役割が増大しており、科学や学問の出番は限られるのではないでしょうか。「面白いこと」「役に立たないこと」も大切にし、将来の人々に「役に立つかわからない」バトンを渡せる心のゆとりを持ちたいです。2023/05/01

jackbdc

12
基礎科学分野で世界的な功績をあげた2人の老科学者による対談と寄稿のまとめ。現代の行き過ぎた合理主義の蔓延を嘆く。新聞の連載記事や正月特集とかに合いそうな話。基礎科学を取り巻く状況は一般市民の仕事や生活にも抽象化して捉えられるため、若い学生よりもある程度人生経験を積んだ一般市民にこそ響く内容だと感じた。印象に残ったのは二人の人間性。超優秀な科学者だから、さぞ合理的と思いきや、全く違って、とても人間的なお人柄だった。天邪鬼的だったり、感覚重視的な部分を曝け出して、堂々とする所は自信の裏返しなのかもしれないが。2022/04/03

takao

2
研究のおもしろさ2023/01/02

hayataka

2
「科学を文化に」という大隅さんの一言に詰まっている。好奇心に正直な科学の営みは人間の活動の根源である。科学の価値は芸術やスポーツと同じように、役に立つではなく、未知のことが解明されることを人類の共通資産として純粋に楽しめること。科学と技術は接近した関係ではあるが、発見と発明という違うものであるという認識が大事。好奇心に突き動かされる基礎研究、具体的に役に立つことを目指す応用研究、そして大学発ベンチャー。どれも大切であり、どこかが先細りする仕組みではなく、役割分担して活発化する環境作りに携わりたいと思った。2022/02/12

Go Extreme

2
こんなに楽しい職業はない: 最初から専門を決めなくてOK サイエンスは社会的な存在である 研究者の醍醐味-世界で自分だけが知っている 研究は「おもろい」から: ワンオブゼムではおもしろくない 科学者は楽観主義であれ 一番乗りよりも誰もやっていない新しいことを: 終戦の年に生まれて、自然の中で その折々にベストを尽くす 効率化し高速化した現代で 待つことが苦手になった私たち 知るために費やす時間 安全志向の殻を破る 「役に立つ」の呪縛から飛び立とう 「解く」ではなく「問う」を 科学を文化に2022/01/05

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