出版社内容情報
「陛下のため」――朱西の離反の真意を知った理美。彼を取り戻したいという思いを深めながらも、朱西の葛藤の鍵・考仁と対峙した際、相応しい料理を饗せなかったことに迷いを覚えていた。そんな最中、誘拐の真相を巡り尋問が始まる。皇帝としての判断を求められるショウ飛だが、すれ違いから考仁と対立することに。考仁は宰相の地位を退くと宣言し、宮城を去る最悪の事態を迎えてしまい……!? もつれた感情がほどける第9弾!!
内容説明
「陛下のため」―朱西の離反の真意を知った理美。彼を取り戻したいという思いを深めながらも、朱西の葛藤の鍵・考仁と対峙した際、相応しい料理を饗せなかったことに迷いを覚えていた。そんな最中、誘拐の真相を巡り尋問が始まる。皇帝としての判断を求められる祥飛だが、すれ違いから考仁と対立することに。考仁は宰相の地位を退くと宣言し、宮城を去る最悪の事態を迎えてしまい…!?もつれた感情がほどける第9弾!!
著者等紹介
三川みり[ミカワミリ]
第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kagetrasama-aoi(葵・橘)
42
「一華後宮料理帖」第九品目。前巻から、朱西の親世代がクローズアップされてます。宰相の周考仁と青修との確執、陽夫人を巡っての三角関係なんていうありきたりな話ではなくてホント良かったです(*^^*)。考仁の親としての葛藤に思わず涙しそうになりました。(親として思い当たる気持ちが色々ありすぎて!)ここまで拗れたらみんな仲良く大団円は難しいかなぁ…とは思いますが、どんな決着になるのかしら。2023/04/16
よっち
36
理美誘拐の真相を巡り尋問が始まり、皇帝としての判断を求められる祥飛が考仁と対立することに。考仁は宰相の地位を退くと宣言、宮城を去る最悪の事態を迎えてしまう第九弾。郷里に引きこもってしまった考仁を翻意させるため、自ら祥飛に願い出て説得に向かう理美。国のためという考仁の目指すところはハッキリしていて、そんな彼の力が祥飛には必要で。朱西との関係も絡め考仁に様々ことを気づかせた理美も流石でしたけど、積み重ねてきた祥飛の成長も感じましたね。けれどいい感じにまとまるかと思いかけたところでの朱西の態度が気になります…。2019/08/02
ううち
19
第9弾。理美は無事戻ったものの、祥飛と考仁の対立は辛いわ…。考仁のことを理解して側にいる陽夫人はすごいお人だなぁ。 祥飛は自分の非を認められる大人に成長しましたね。珠ちゃんの台詞も気になるところ。次へ。2021/12/07
一五
13
理美はやっぱり料理だな。 で、一難去ってまた一難、朱西どこへ向かってる?最後の珠ちゃんが えっ! で つづく2020/11/06
姫ママ=^・ω・^=
13
宰相 考仁さんと朱西の長年のわだかまりがやっと解けた♪ 蓮佳も承諾したし♪・・・良い感じにまとまりそうと思ったけど、やっぱり一筋縄ではいかないのね☆朱西の態度と「決した」の声…続きが気になります!いよいよ最終章へ突入かな? それにしても珠ちゃん可愛い過ぎる(笑)仕種はにゃんこみたいだし……食べ過ぎてお腹ぽっこりだなんて愛らし過ぎるでしょ(*^▽^*)なのにあの声…ギャップもたまりません♪♪♪2019/11/14