角川文庫<br> 魔物〈下〉 (新装版)

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角川文庫
魔物〈下〉 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041079485
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

イコンに描かれていた「カシアン」は聖人に列せられながらも、心に強い憎しみを抱えた人間にとりついて、欲望を満たす力を与える魔物であるという。その伝説ゆえ長きにわたって封じられていたのだ。超人的な力を発揮して逃走を続けるロシア人との奇妙な符号に気づいた大塚は、命をかけて真実を突き止めるため、心の奥底に澱んでいた過去の傷と対峙しようと決意する。向かった先は東京――憎しみが渦巻く魔物の理想郷だった。

内容説明

イコンに描かれていた「カシアン」は、聖人でありながら、心に強い憎しみを抱えた人間にとりついて欲望を満たす力を与える「魔物」だという。その伝説ゆえ、100年にわたって封じられてきたのだ。とりつく相手を変えながら東京に向かうカシアン。そこで乗り移った相手は、大塚がかつて恐怖を感じ、憎しみを抱いた因縁の男、飯田だった。カシアンを止めるため、大塚は心の奥底に澱んでいた過去の傷と対峙することを決意する。

著者等紹介

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年、名古屋市生まれ。慶應義塾大学法学部中退。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。その後、86年『深夜曲馬団』で日本冒険小説協会最優秀短編賞、91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、94年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞、10年、日本ミステリー文学大賞、14年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞。ハードボイルド、冒険小説を中心に幅広い分野で活躍中。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たーさん

13
こうゆうともすれば荒唐無稽な話を一気に読ませてくれるのは大沢御大以外に宮部みゆきさんぐらいだと思える怒涛の後半。持ち込まれたのが覚醒剤の他にロシアから持ち込まれたのが人の悪意に取りつく「魔物」だった取りつく相手を変えながら東京に向かう「魔物」それを追う大塚。最後に乗り移ったのは大塚の因縁の相手だった。「魔物」退治を軸にヤクザも絡むアクション場面。そして何より大沢ワールドの主人公に共通する信念の強さが胸打つ。怒涛のクライマックスまで一気読み❗大沢御大の小説はハズレがありませんね。2024/05/08

nori

5
ロシア正教のイコンに描かれた聖魔が100年の時を超えて邪悪な魂の者に憑依した。ロシアマフィアの殺し屋が、悪魔カシアンと化して暴力団三つ巴シマ争いの北海道に出現した。カシアンは魂が汚れ、怨みツラミの多い器を求めているらしい。麻取捜査官とマルB警察が組織軋轢の中魔物に取り憑かれたヤクザを追う。ホラーと暴力の大活劇。2024/01/18

ヤジ

3
やはり相性の良い作家なんでしょうね、読んでいても楽しいし飽きません2024/04/11

flower0824_

3
ロシアマフィアとやくざの取引現場でマトリの大塚はブツを押収するが、運び屋のロシア人は銃弾を身体中に受けながらもその場から逃走。あり得ない身体能力は特殊部隊あがりか、新種の薬物の影響かと思われたが、実はロシアの伝説の魔物“カシアン”が取り憑いていた…というオカルトチックな展開に。上巻は北海道小樽~札幌、下巻は東京へ。大塚の上司が『新宿鮫Ⅳ』に出てきたマトリの峠下で鮫ファンとしては楽しかった。2020/08/09

読書と紅茶🥰

3
現実的社会にオカルト要素の「カシアン」という水と油のような関係を混ぜたのが面白い。ちょっとしたことで破綻しそうだけどさすが大沢作品、最後までノンストップで読ませてもらった。大塚とジャンナが距離を詰めていく過程もこそばゆくて良い。新宿鮫シリーズの塔下捜査官がゲスト出演しているのもファンとしてはうれしいポイント。2019/05/24

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