プロトタイプシティ―深〓と世界的イノベーション

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プロトタイプシティ―深〓と世界的イノベーション

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  • サイズ 46判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041078419
  • NDC分類 509.223
  • Cコード C0033

出版社内容情報

スーパーシティよりも、まずプロトタイプシティ!

「まず、手を動かす」が時代を制した。
産業の中心は「非連続的価値創造」にシフトした――。
現代は「プロトタイプ」、頭でっかちに計画を立てるよりも、手を動かして試作品を作る。
まずは手を動かす人や企業が勝利する時代となった。
そして、先進国か新興国かを問わず、プロトタイプ駆動によるイノベーションを次々と生み出す場、
「プロトタイプ・シティ」が誕生し、力を持つことになった。

その代表例が、近年、急速に一般からも注目を集めた中国の都市・深センである。
テンセントが「未来都市」を建設する計画を明らかにしたが、その場こそ、深センだ。
ではなぜ、深センは世界の耳目を集め続けるプロトタイプシティに変われたのか?
また、コロナを経て、シリコンバレー、深センの次にくるメガシティ、準メガシティは一体どこか? その条件は?
そして、日本からプロトタイプシティは生まれるのか?
我々一人ひとりは、プロトタイプシティ時代にどう対応すればいいのか?
深センイノベーションを知り尽くした識者・経営者が集結し、徹底開示する!


【目次】

まえがき (高須正和・高口康太)

第一章 プロトタイプシティの時代  (高須正和)

第二章 中国イノベーションと「安全な公園」 (澤田翔)

第三章 「ハードウェアの聖地」深センの秘密 (藤岡淳・高口康太)

第四章 次のプロトタイプシティ(伊藤亜聖・山形浩生・高口康太)

第五章 プロトタイプシティ時代の戦い方 (ナオミ・ウー・Goroman・高口康太)

あとがき(高須正和・高口康太)

主要参考文献一覧

内容説明

産業の中心は「非連続的価値創造」にシフトした―。現代は「プロトタイプ」、計画を立てるよりも先に手を動かして試作品を作る人や企業が勝利する時代となった。そして、プロトタイプ駆動によるイノベーションを次々と生み出す場「プロトタイプシティ」が誕生し、力を持った。その代表が中国の深〓である。深〓の成功理由から、個々人の新時代への対応方法まで、執筆陣が徹底開示する!

目次

第1章 プロトタイプシティの時代(インターネットが変えた新興国;「ユニコーン現象」が生んだプロトタイプ主導経済;イノベーションのグローバル化と日本のハマった落とし穴)
第2章 中国イノベーションと「安全な公園」(超高速ビジネスの作り方;アタリショックを避けるために;バックラッシュの時代)
第3章 「ハードウェアの聖地」深〓の秘密(深〓とはどんな街か?;深〓ができるまで;山賊たちのポストモダン;公権力とプロトタイプシティ;深[U6]{5733}の未来)
第4章 次のプロトタイプシティ(先進国と新興国、それぞれのデジタル化;プロトタイプシティ成立の条件)
第5章 プロトタイプシティ時代の戦い方(あなたの仕事はなんですか?―ナオミ・ウー;どうして今の自分になった?―GOROman;STEMとメイク、オープンソースが導いた現在―ナオミ;レガシー世界との戦い―ナオミ、GOROman;次のチャレンジは?―ナオミ、GOROman)

著者等紹介

高須正和[タカスマサカズ]
1974年生まれ。IoT開発ツールの開発・輸入販売を行っている株式会社スイッチサイエンスの事業開発担当。早稲田大学ビジネススクール非常勤講師

高口康太[タカグチコウタ]
1976年生まれ。中国経済、中国企業、在日中国人社会を主な取材対象とするジャーナリストで、千葉大学客員准教授、週刊ダイヤモンド特任アナリストを兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄骨構造

17
「テレビの画質が年々良くなる」といった連続的価値創造ではなく、既存価値の消滅と新価値の誕生が次々と起きる非連続的価値創造の時代がやってきている。その象徴ともいえる都市が中国の深セン。▼やれ中国製だからと言って軽視している間に、気づいたら手遅れ、みたいにならないようにするために、、、いや、もうそうなっているのかも。もっとも、成長が正義という価値観には懐疑的である必要はあるとは思うけど。こういう世の中で、これから自分はどうしていきゃあいいんだろーなーと考えさせられる。2020/08/23

アルミの鉄鍋

3
★4 dxってなんなん?って考えるなら、こちらの本の方がお手本としてわかりやすい。香港の下請けだった深圳がどう変わって来たのか。どこに向かうのか。日本企業との仕組みの差は何なのか。面白かった。特に後ろの対談はなるほどと思う視点が多かった。2021/03/14

くわずいも

2
プロトタイプシティって?デジタル化って?VRって?今起きているデジタル社会について、するすると理解できた。それと同時に、新型コロナを契機にリモートワークになってからの仕事の進め方や会社との距離感、人間関係など、どうしてストレスになってたのか、どうして意欲がなくなってきたのか、自分が今後どうありたいのかが何となくわかって来た。2021/01/04

Sanchai

2
新年一発目の読了(といっても大半は年末に読み進めてあったが)。面白かったです。頭でっかちな計画を立てるよりも、手を動かす中で正解を探していくプロトタイプ駆動。そのプロトタイプ駆動をより効率的に行うために必要なコミュニティが、新興国など新たな都市に芽生えている――というのが大まかな本書のメッセージ。深圳がスゴイのはわかったけれど、深圳を追いかけるような地域はなかなか出てこないのかな。産業蓄積やアントレプレナーシップの有無等が必要条件になるとすると、インドはどうかなぁ。2021/01/01

Yone

2
まぁまぁ面白かった。 深センという街がなぜシリコンバレーのように発展していったか、なぜ日本からは斬新なサービスが生まれにくいのかみたいな話がある。 共感できるし、自分自身ITの世界にいる身として意識し続けなければという想い。 日本でも攻めたベンチャーも数多く悲観することはないが、規制緩和的な意味で政治家やルールを作る側の人たちにも是非一読してほしい気がした。 本の後半はインタビュー形式のため、前後半で別の読み物。個人的には後半の方が興味深かった。2020/12/16

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