角川スニーカー文庫 キミのこと黒歴史（かこ）もまとめて…ぜーんぶ大好きだよ

音無 白野【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2019/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 280p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041078389
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

ねぇ、なにしてもいいんだよ？特S級の黒歴史を持つ者同士の青春ラブコメ！「先名くんのことが好き……私と付き合ってください！」

過去に特大級の黒歴史を持つ俺はある日、男子人気も高く、
付き合えば勝ち組確定な少女・館崎栞奈に告白された。

「確か『リファレンス』って名前を使って、ネット上で論争を繰り広げてたよね！　
あの頃はわたしも掲示板で暴れていたから……いっしょだね」

俺の忘れたくてたまらない過去を知ってる上にこいつも暴れていたのか!?　
やむを得ず断ると――

「じゃあ、お願いがあるの。わたしを――先名くん好みの女の子にして下さい！　
キミになら何されてもいいから……」

互いの黒歴史を知り尽くす二人の、相性ぴったり青春ラブコメ！

音無白野［オトナシハクノ］
著・文・その他

魚デニム［ウオデニム］
イラスト

内容説明

「先名くんのことが好き…私と付き合ってください！」過去に特大級の黒歴史を持つ俺はある日、男子人気も高く、付き合えば勝ち組確定な少女・館崎栞奈に告白された。「確か『リファレンス』って名前を使って、ネット上で論争を繰り広げてたよね！あの頃はわたしも掲示板で暴れていたから…いっしょだね」俺の忘れたくてたまらない過去を知ってる上にこいつも暴れていたのか！？やむを得ず断ると―「じゃあ、お願いがあるの。わたしを―先名くん好みの女の子にして下さい！キミになら何されてもいいから…」互いの黒歴史を知る二人の、相性ぴったり青春ラブコメ！

著者等紹介

音無白野［オトナシハクノ］
１９９６年生まれ。『オーウェルによろしく』で第２３回“春”スニーカー大賞優秀賞を受賞。受賞作を改題、改稿した『君と僕との世界再変』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ヒロロシ33]

一日で豹変するクラスメイト怖いけどね。 嫉妬でこんな風に代わる女の子も居るんだね。 コミュニケーションは大事だね。 なんだかんだ言って、先生は生徒の事ちゃんと見てるんだね。 手をさしのべてたんだね。 この二人はこれからもうまくいくと良いなぁ

2019/08/13

[よっち]

意外と可愛い館崎栞奈のネット上での黒歴史をうっかり知ってしまった直後に告白された先名櫂。先名もまた黒歴史を彼女に知られていて、忘れたい過去を知る者同士の恥ずかしい青春ラブコメ。ネゲットを嫌って告白を速攻で断った館崎の変わりたいという思いを、内心無理だとは思いつつ応援する先名。試行錯誤する中で意外な趣味から友人もできた館崎が直面する突然の暗転と、そのままにできなかった先名に突きつけられた皮肉な真相もまたほろ苦い青春だったりで、遠回りはしたけれどいろいろ向き合えるようになってゆく結末はなかなか良かったですね。

2018/12/30

[まりも]

いきなり告白してきた子はネットで暴れまわる難ありな女の子だった。そんな彼女と黒歴史持ちな主人公によるラブコメここに開幕。前作はSFだったが、今作はそれとは打って変わった面倒くさい少年少女たちによるラブコメディ。思春期の時にSNSがあったら果たして自分はどんなことをやらかしただろうかと思いながら楽しく読ませてもらいました。こういうのを題材にしたラブコメが増えたのも時代の流れを感じたりしつつ、ほろ苦くて甘酸っぱい2人の青春模様にホッコリと出来た。ネタの割に尖っていないので意外と万人受けしそうな作品だと思う

2019/01/04

[しぇん]

いきなり告白してきた可愛い女の子はネット上で暴れまわっている子で…。主人公のために更生しようと2人でイチャつ…頑張るおはなしでした。主人公がひっそり能力高い上に自覚症状ある高二病気味なので鼻がつくのが気になる人はあわないかもしれませんね。自分は平気でしたが。そこそこ楽しめましたが、エンターテイメントとして何かもう一声欲しい感じもしました。

2018/12/29

[真白優樹]

過去にネット上で暴走していたという黒歴史を持つ少年が、同様の歴史を持つ少女に告白され始まる物語。―――忘れたくても拭えぬ過去、だけど二人でなら少し軽くなる筈。　SNSという誰もが一度は関わった事があるはずの現代に溢れるツール。そんな場所で将来悶絶級の歴史を量産しつつある若者達の、痛くて不器用な青春の物語。黒歴史が絡むこともありどこか苦くて重く、だが同じ痛みを分かり合える者達という共感性が、今風の面白さを出している物語である。辿り着いたスタートライン。どんな恋路が待つのか。 次巻も須らく期待である。

2019/01/07