内容説明
州牧の紅秀麗は奇病の流行を抑え、また、姿を消したもう一人の州牧・影月を探すため、急遽茶州へ戻ることに。しかし茶州では、秀麗が奇病の原因だという「邪仙教」の教えが広まっていた。「もしも自分のせいなら、私は――」密かに覚悟を決める秀麗。そんな彼女を、副官の燕青や静蘭も必死で守ろうとする。迫り来る病、そして邪仙教との対決は?「影月編」は衝撃の結末へ…!超人気・極彩色ファンタジー第8弾。アナザーエピソード「お見舞戦線異状あり?」「薔薇姫」を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mayu
68
彩雲国⑧。茶州完結編。「守れるものは全部守る」という秀麗の決意は強い。保身じゃなくて、民を守ることを第一に考える。こんな州牧のもとなら民も幸せだし、安心して暮らせそう。秀麗の思いが伝わってよかった。こんな強い気持ちと行動力を持つ人になりたいな。影月も命がつきるのかと思いきや、気まぐれひとつでそんな結果が生まれるのね。ほっとした。そして、謎なのは朔洵はまだ生きているのか。2021/01/16
あっか
53
新装版最新刊。茶州の病、完結編です!(プラス、薔薇姫を中心とした外伝が2編)新装版にて再読ですが、いやーやっぱり熱い!秀麗が旅立つシーンは胸熱です…今後、超重要人物となっていく彼も初登場。読むたび思うけど、展開を知った上で読むと伏線や色々な人の思惑がハッキリ見えるのでこのシリーズは再読が面白いですね。というか…表紙誰ー!?💦黒狼+書物で、邵可かな?2019/07/28
えみちゃん
32
秀麗ちゃんの最初の赴任地茶州篇もこれにて終盤です。猛威を振るっている奇病に対処するため打てる手をすべて打ち、利用できる思えば例え禁軍!!(笑)さえも使い一路茶州へと駆け戻る秀麗ちゃんでしたが・・。保身を考えずに持てる権力・人脈を最大限に利用し、まるで我が子を守るかのように民を守ろうとする彼女の姿に、彼女に治められる民はなんて幸せなのだろう・・っと何度も感服するばかりでした。そんな彼女だからこそ燕青を始め悠舜さんらそうそうたるメンバーが彼女を支えようとするんだよなぁ・・。噂を信じて彼女に刃を向けた男を2019/08/02
Book Lover Mr.Garakuta
15
続きモノである事を知りながらも、読みたくなって購入。物語全体の流れは、始めから読まないと分からない!部分的に読んだが、面白い、ありえへんと思わせる処がよく出来た作品である。2019/08/02
ai*
13
秀麗がどんどんものすごいスピードで大人になっていってしまって寂しい。(静蘭ってきっとこんな気持ちなのかな)彩雲国物語にはいろいろな強さをもつ女性がたくさん出てくる。だからこそこの物語を読むと元気が出るし、仕事頑張ろうって思える!同じ女性として。2024/07/01
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