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出版社内容情報
春日部 タケル[カスカベ タケル]
著・文・その他
Mika Pikazo[ミカ ピカゾ]
イラスト
内容説明
ミリオンセラーを目指す新人ラノベ編集者の清純は、業界最強のカリスマ編集者・鳴海と出会う。新レーベル創設を宣言した彼から、天花、ひよこ、ソレイユ…自身が担当するクリエイターへ次々と引き抜きの声がかかり、焦る清純。さらに「究極の創作物」を何よりも優先する鳴海の影響で、天花は全てを捨てて創作にのめり込む異常事態に!?天花を救うため、清純はもう一度だけ小説を書く決意をするが―。「もう、俺達の間に言葉はいらない。ここからは、文字で語るのみだ」燃えよクリエイター魂!熱血お仕事ラブコメ感動の第5巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
36
うーん。微妙な完結巻。この物語は結局ヒロインたちもサブキャラで主人公の黒川の物語だったと考えるべきなのか・・・。最終巻でいよいよエンジン全開の鳴海さんも敵ではなくラノベ対するスタンスは違えど真剣に向き合っているいい人でしたので嫌いにはなれなかったですね。鳴海さんの言うような編集者買い。私もラノベ歴が長いので、作家買い、ジャケ買いもしましたが、編集者買いもしたことはあります。この人が担当なら期待できるかもと思い買ったことがあります。最後にヒロインたちをもっと活躍させられたのではと少し心残りのシリーズでした。2024/12/25
真白優樹
16
新レーベルを立ち上げるカリスマ編集者の鳴海が清純の担当を次々引き抜く中、創作にのめり込む天花を救う為小説を書く最終巻。―――真の創作者ならば語れ、言葉よりも強い、文の言葉で。清純と天花、背中合わせだった二人が小説を通して向き合い、文で語る今巻。何がすごいかと言うと、ほぼ全員が自らの譲れぬ芯を持ち、真っ直ぐに創作に向き合っている事。だからこそ、この物語は最後まで熱く、一気に駆け抜ける。故にこそ最後まで面白い、正しくミリオンセラー級の面白さなんだ。完結は残念、いつかまた彼等に会いたい。 うん、面白かった。2019/01/01
りるぷん
14
えっえっ?完結してしまったの!まず読み終わって最初に思った事がこれです。前巻少しなりを潜めていた黒川の強烈なツッコミが今回序盤から復活して、1.2巻のような面白さが戻ってきたと思ってた矢先に…確かに編集者と作家というあるあるネタでネタもそんなに広がりにくいのもあったのかな?あるいは単純に商業的な問題なのか?個人的にはもう少し見たかったというのが本音です。色々モヤっとした部分もあるので。本編ですが副編集長とひよこ嬢の存在がやはり良いですね。他作品にはあまりみられない異色の存在でした。続く↓2019/01/06
ゆなほし
11
シリーズ5作目完結巻。究極の創作物を求めるカリスマ編集者鳴海が、新人ラノベ編集者清純の担当クリエイターを次々引き抜き新レーベルを立ちあげようとしていると知り焦る清純だが…。良かった。わずか5巻で完結してしまうのが惜しいほど面白かったシリーズ。流行りのラノベ作家ものラノベだが、春日部先生らしいぶっ飛んだキャラとギャグもあり、あまりにもリアルな業界事情もたっぷりでラノベ好きなら絶対ハマる。ラストの清純と天才女子高生作家天花の執筆対決は鬼気迫るものがあり読み応え抜群。かと思いきや終わり方は春日部先生らしさ抜群!2019/04/10
METHIE
10
完結。 編集者を扱った作品は色々あるが、やはり最高と思われる編集者とクズとしか言いようの無い編集者を同時に出し、一見前者の方が優れていると思わせといて、自分や作家の命を犠牲にするという極めて危険でホラーな存在として描き、それに対して主人公が出した答えは自ら確認して欲しい。 比較的綺麗にまとまって良かったと思う。2019/01/09
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