出版社内容情報
森村誠一作家生活50周年記念の記念碑的作品松の廊下事件によって仲を引き裂かれた赤穂浪士・前原と婚約者・千尋。以後、日本歴史を彩った節目に、両人の家系に連なる末裔たちが巡り会う――。
森村 誠一[モリムラ セイイチ]
著・文・その他
内容説明
弁護士・前原和男は憩いの喫茶店で、彼の“指定席”に桜の花びらを残して立ち去った美しい女性の面影を瞼に刻む。その後、まぼろしの女性に瓜二つの双子の妹から、新興宗教に入信して音信不通となった姉を捜してほしいと依頼された前原は、組織の暗部へと近づいていくが―。地下鉄サリン事件、9.11、東日本大震災。時代に引き裂かれた男女の宿命を、圧倒的なスケールで描き出す。作家生活50周年記念作品。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年熊谷市生まれ。青山学院大学卒。10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞・角川小説賞・日本ミステリー文学大賞・吉川英治文学賞を受賞。推理小説の他、歴史小説・ドキュメントにも作風を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wankousan
1
登場人物が多くて読み返したりしながら読んだ。大きな事件や災害をとりあげているのは良かったが長過ぎた。2024/08/21
ひつじパパ
1
昨今の事件・事故・災害等が作品の中にふんだんに取り上げられている。その中で、森村氏が読者に言いたかった事って何だろう?と自分なりに考えてみた。私が思うに、人は、使命を自覚して、悲しみにもめげずにその使命を十二分に発揮すれば考えてみないほどの力が出せるのだなぁと思った。登場人物の活躍がすごい!それぞれが、思ってもみない能力を発揮している。2019/10/08
-
- 電子書籍
- ドン・ドラキュラ 手塚治虫文庫全集(1)