角川文庫<br> ウィークエンド・シャッフル

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角川文庫
ウィークエンド・シャッフル

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  • サイズ A6判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041075814
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

物価が高いと政府批判をしたばかりに、人柱となった妻。わたしは危険を冒し、妻に会いに通うが(「佇むひと」)。美人で上品で、趣味のよい8人の奥様連。しかしその正体は泥棒で(「如菩薩団」)。「子供を誘拐した、300万円を用意しろ」。脅迫電話に取り乱す暢子の家に、前科四犯の強盗がやってきて(「ウィークエンド・シャッフル」)。日常を反転させ、人類の未来に深く斬り込む筒井ワールド。破壊的な笑いに満ちた13作の短篇集。

著者等紹介

筒井康隆[ツツイヤスタカ]
1934年大阪生まれ。同志社大学文学部卒業。主な作品に『大いなる助走』『虚人たち』(泉鏡花文学賞)『虚航船団』『夢の木坂分岐点』(谷崎潤一郎賞)『朝のガスパール』(日本SF大賞)『文学部唯野教授』「ヨッパ谷への降下」(川端康成文学賞)『パプリカ』『わたしのグランパ』(読売文学賞)などがある。ほか、フランス・パゾリーニ賞、菊池寛賞受賞。フランス・芸術文化勲章シュバリエ章、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たぬ

27
☆4 筒井氏もこれで30冊目だけどまだまだ未読本があるのが嬉しい。13編のうち特に良かったのは「佇むひと」「如菩薩団」「旗色不鮮明」「生きている脳」「ウィークエンド・シャッフル」の5つ。「旗色」は悪意ある漢字変換で現実の政党や宗派をパロっていて笑いが漏れてしまったし「脳」はとびきりの恐怖と絶望。言葉遣いは上品な女性が下衆な行動を繰り広げるのはいかにも筒井節で安心するね。2021/04/17

あつ子🌼

10
積ん読消化。学生の頃、文芸部諸先輩方の真似をして、よく分からないながらも散々読んだ筒井御大。お久しぶりですの作品もちらほらです。私もやっとツツイストを名乗れる身になったかしらん。 安定の『佇む人』。文壇バーに集ったかつての硫黄島の戦いの生存者たちが思い出を語り合ううち、実際に砲弾が飛びかいはじめ─『「蝶」の硫黄島』。支持政党次第で日々の生活もままならない様を可笑しく皮肉たっぷりに描いた『旗色不鮮明』。余命わずかな富豪の残酷な運命『生きている脳』。親子の憎しみの連鎖がやりきれない『さなぎ』がお気に入りです。2023/10/23

ふじこ

10
紀伊國屋限定復刊ということで迷わず購入。いやあ、面白かった。30年以上も前に書かれた物語たちは色褪せることなく現代を痛烈に皮肉ってくる。表題作が特に凄まじい。ある日暢子の元に一本の電話がかかってくる。ひとり息子の茂が誘拐された。そこからどんどん読者が想像し得ない方向へと話が転がっていく。行方不明の夫、夫の振りをする泥棒、暢子の学生時代の友人たち、夫の上司、警察。次々に訪ねてくる自分本位な登場人物たち。振り回された挙句にたどり着くラストが問いかけてくる。「お前もこうなんじゃないか?」と。2019/03/01

亜済公

6
「佇む人」が面白かった。「さなぎ」も面白かった。が、面白くないのもあった。性描写の多い作品は、どうも肌に合わない。「弁天さま」とか。「ウィークエンド・シャッフル」の面白さもわからない。エロを抑えた官能小説を読まされているようで、つまらないし「文学だ」と言われても納得しかねる。別の本だけど「魚籃観音記」も面白いとは思えないんだよなあ。2019/02/23

パンチ

4
短編集。筒井康隆らしい挑発的な作品が並ぶ中、少し文学的な"犬の町"が気になった。一体何を読んだのか、まだまだ理解は及ばない。文学的というよりはハードボイルドの雰囲気があったかも。"カウンターの向こうに女がふたりいた。ニキビのある眼鏡をかけた女と、ニキビも眼鏡もない女だった"2020/10/11

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