角川文庫<br> フィンランド語は猫の言葉

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角川文庫
フィンランド語は猫の言葉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041075388
  • NDC分類 893.61
  • Cコード C0195

出版社内容情報

1970年代、まだネットも携帯も普及しておらず、「かもめ食堂」もまだない頃、森と湖の国フィンランドに魅せられ単身渡芬。「日本を出るときは脳ミソが空っぽだった」からこそ吸収できた、15もの格がある難易語の国の、摩訶不思議な魅力とは――。抱腹絶倒間違いなし、笑って泣ける名留学エッセイ!

内容説明

森と湖の美しき国フィンランド。芸大生ミハルが「渡芬」したのはフィン語の辞書もない70年代末。相槌の「ニーン、ニーン」は猫の言葉に聞こえるし、夏至祭は「ココ、コッコ」と鶏言葉が蔓延、古文はさながら恐竜言葉で謎だらけ。ハードでシュールな語学漬けの日々に天性のユーモアと想像力をフル活用。個性溢れる仲間と共に極寒の冬も混浴サウナもどうにか乗り切った、抱腹絶倒のロングセラー留学体験エッセイ!

目次

芬学事始
ヘルシンキおばけ?
初めての試験
外国で脳腫瘍
音声学
北おーってどーお?
英語からフィンランド語への翻訳
作家としての日々
夏休み
フィンランド語の文法
サウナでの赤裸々な話
森の小人たちと文学
東大さん讃歌
マイナスごっこ
フィンランド語の方言
お城でパーティ
作文とかけっこ
フィンランド語の古文
言葉の使い方
通訳稼業あれこれ
海外適応の時間的経過―たとえば、じゃがいもとのおつきあい
女と言葉
大相撲愛好家と世界の言語
フィンランド語は猫の言葉
日本一・フィンランド一
コーヒーカップの受け皿

著者等紹介

稲垣美晴[イナガキミハル]
1952年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。ヘルシンキ大学でフィンランド語を修得。帰国後、フィンランド文化を紹介。東海大学文学部北欧学科非常勤講師を経て、現在(株)猫の言葉社代表取締役社長。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

405
著者の稲垣美晴さんはフィンランド語の翻訳者、猫の言葉社の創業社長。本書は彼女の若き日のフィンランド留学(都合3年間)体験記。タイトルは、フィンランド語会話の相槌「ニーン、ニーン」から。また、同時にフィンランドを一旦去るにあたっての総括の作文のタイトルがこれであった。読んでいると、フィンランド語(、ウラル語族フィン・ウゴル語派のフィン・ペルム諸語の1つ)というのは、なんとも習得が困難そうな言語だ。世に名高いバスク語やギリヤーク語を除けば、最難関語の1つか。しかも、通じるのはフィンランドとエストニアくらい。 2021/08/16

佐島楓

69
ヘルシンキ大学でのフィンランド語習得奮闘記。まったくのゼロに近い状態から勉強を始め、だんだんと言語を使いこなせるようになっていく様子がユーモア混じりに描かれる。私だったら途中で放り投げるなあという状況でも食らいついていく著者の姿勢に勇気以上の力をいただいた。語学の勉強をしている方や、新しいチャレンジをしようと思っている方すべてへのエールのように思える。他の文化から見た日本、またその逆も考えるきっかけになる。とても面白い。2019/04/27

Nobu A

30
稲垣美晴著書初読。先日読了の「『その他の外国文学』の翻訳者」から知り得た本著。大学在学中にフィンランドに単独語学留学。帰国後、再び渡芬してヘルシンキ大学で芬語を習得した筆者。インターネットもない70年代に現地での奮闘記。諧謔的な筆致で綴るエッセイ集。私自身、学生時代から英語を長年勉強し、また携わり、中国語とスペイン語を齧った程度の外国語学習履歴。学習教材もない芬語を学ぶ苦難が伝ってきたと同時に貴重な体験に羨ましく感じた。外国語学習はその国の文化に浸かり、人と人との交流であるべきだと改めて痛感。世界は広い。2022/06/20

奏市

28
はぁ、面白かった。生きてるとこんな楽しいことがあるんだなって嬉しくなる。芸大出身の著者による70年代後半のフィンランド留学についてのエッセイ。留学したいなんて特に考えたこともなかったが、この本読むと、フィンランド留学したかったと、現実味ないことを思った。2種類の人間説。今回は、北に行く人と南に行く人。僕は北に行きたい。グァピッシュ、唯一知っている?フィンランド語。以前、酒場でフィンランド人から『乾杯』の語を教わった。冬のしんどさ、春が来ての爆発的な喜び、読んでて羨ましい。死ぬまでに一度は行きたい。2020/02/15

そふぃあ

26
国際電話(高額)が主流の時代に、日本で馴染みのなかっただろうフィンランドに留学というのは大変肝が座っていて尊敬する。特に面白いと思ったのは、「フィンランドの女性は息を吸いながら話す」という話で、しかもそれを当たり前にやるので指摘されて初めて気づくという具合なのが興味深かった。フィン語は単語が長いから、肺活量の差で女性特有の仕草になっているのではという考察もまた面白い。日本語にもそういう無意識の癖ってあるのだろうか?2022/06/16

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