角川文庫<br> はだれ雪〈下〉

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角川文庫
はだれ雪〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041073841
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

葉室版「忠臣蔵」! 映画化で話題の『散り椿』に連なる扇野藩シリーズ!直木賞作家が描く、かつてない「忠臣蔵」!


江戸から扇野藩へ配流されてきた旗本・永井勘解由と、苦難を共にすることを決意した紗英。
流罪人である勘解由との祝言はささやかだったが、紗英は幸せだった。

一方、元赤穂藩の大石内蔵助らは、吉良邸討ち入りの準備を進めていた。

決行されれば、浅野内匠頭の“遺言”を聞いた勘解由も窮地に陥る。
他家の家臣のために命を顧みない勘解由の姿に思い惑う紗英に、勘解由は自身の壮絶な過去を語り始めた――。

信じるもの、愛する者のために自らを捧げた男女の高潔な志が胸を揺さぶる、感動の時代長篇。

葉室 麟[ハムロ リン]
著・文・その他

内容説明

永井勘解由と苦難を共にすることを決意した紗英。流罪人である勘解由との祝言はささやかだったが、紗英は幸せだった。一方、大石内蔵助らは吉良邸討ち入りの準備を進めていた。決行されれば、浅野内匠頭の“遺言”を聞いた勘解由も窮地に陥る。他家の家臣のために命を顧みない姿に思い惑う紗英に勘解由は、自身の壮絶な過去を語り始めた。信じるもの、愛する者のために自らを捧げた男女の高潔な志が胸を揺さぶる、感動の時代長篇。

著者等紹介

葉室麟[ハムロリン]
1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞。16年『鬼神の如く黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Smileえっちゃん

51
永井勘解由と苦難を共に生きる紗英は強く美しく聡明な人。永井の人を思いやる武士としての矜持を持った生き方、素敵です。又、討ち入り後の永井の置かれる立場を案じての、大石内蔵助の優しい心配り。子供を持つことで、生きる道を選んでとった行動。永井を江戸に逃がす為、浅野家と吉良の家臣たち。武士とはどうあるべきかを考えさせられます。今まで知らなかった忠臣蔵、フィクションであれ広がりを感じます。「人は生きていることを願ってくれる人の思いに支えられて生かされている」深い言葉です。葉室さん、もう再読していくしかないのですね。2020/12/16

ユメ

40
上巻は、大石内蔵助らのことを義のために死ぬ男だと捉えていたが、読みが浅かったとしみじみ思う。彼らは「どう生きるか」を突き詰めていたのだ。討ち入りを決行することによって今世では命を落とそうと、義を貫けばその精神は子々孫々語り継がれ、永い時の中で生き永らえる。忠臣蔵の物語が今でも愛されていることを思うと感慨深い。そして、討ち入り後の勘解由の生き様も見事だった。「武士たれども、ひととしてひとを慈しむ思いがなくてはならぬ」という言葉が忘れがたい。この物語が史実であればよかったのに、と思わずにはいられなかった。2018/12/15

さよちゃん

34
良かった!下巻は一気に読んじゃいました。紗英さんが素晴らしい。妻として凛とし そして母は強し!討ち入りを果たしたこの時期に読めた事も良かったのかも知れません。読み終えた今もまだ余韻が残っています。討ち入りを果たした後 勘解由の立場を案じて内蔵助がとった行動やまた吉良上野介側の武士の協力、そして勘解由を密かに助けようと尽力を尽くす人達。心を尽くすこととは…人としてどうあるべきか?すごく素敵な作品を読めた事嬉しく思い 同時にもう葉室さんの作品が読めないんだなって改めて残念にも思います。はだれ雪の題名に納得。2018/12/17

ギンちゃん

31
鮮やかで華々しくすらある散りいく者、美しくもなく汚泥にまみれても生を全うしようとする者、その在り方にどうしようもなく魅せられる。人と人の不可思議にも思える縁、己の中に見つける『こう在りたい』という心情。どれもが、それぞれの生き方であったのだろう、と思う。 今の自分の生き方を考え、照らしながら読み進められた作品でした。2018/12/22

やじかな

23
一気に読んでしまいました。 勘解由が脱藩する際、浅野家と吉良家の家臣が協力しあうところなど、武士とはどうあるべきか、仇討ちを繰り返すだけが武士の生き方ではない、というようなことを考えさせられます。 忠臣蔵は、誰もが知っているストーリーなだけに、どうフィクションを加えていくのか、難しいところだとは思いますが、勘解由、紗英、弥九郎、信家など、心ある人たちが己の生き方を貫き、幸せな結末になる、というのが、本当に良かったです。さすが、歴史小説の名手、葉室さんです。新作が読めない、というのが本当に残念でなりません。2018/11/08

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