出版社内容情報
ある水曜日のお話です。うーこさんはうーたくんにお手紙を出しました。「わたしはとてもきれいなばしょでくらしていたんだ」うーこさんはうーたくんからの手紙を読んで思うことがたくさんありました。手紙を通して、身近にあるうつくしいものや、ことに、気づかせてくれるやさしい絵本。
小池 アミイゴ[コイケ アミイゴ]
著・文・その他/イラスト
内容説明
わたしはとてもきれいなばしょでくらしていたんだ…その岬には水曜日だけひらく郵便局がありました。手紙を通して気づくちいさなよろこび。
著者等紹介
小池アミイゴ[コイケアミイゴ]
群馬県生まれ。フリーのイラストレーターとして1988年に活動スタート。書籍や雑誌、広告等の仕事に加え、クラムボンのアートワークなど音楽家との仕事多数。2000年以降は日本各地を巡り、地方発信のムーブメントをサポート。LIVEイベントや絵のワークショップを重ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろこ
118
思わずニッコリ、の一冊。うさぎのうーこちゃんとうーたくんのお手紙のやりとり。二人とも素直な気持ちを言葉にしているのが読んでいて微笑ましい。そして心穏やかになれた。今まで特に感じなかったこともこうやって手紙に向き合うと改めて感じること気づくことって実はいっぱいあるのかも。水曜日だけ開く郵便局の設定もなんだかロマンチック。お手紙一通一通を大切にしたくなるね。そして…思わずニッコリせずにはいられない。心温まる絵本。2020/08/23
ままこ
96
水曜日にだけ開く、岬にポツンとある郵便局。うーことうーたの手紙のやり取りが微笑ましい。今まで何気なく暮らしてたけど手紙を書くことで、住んでる場所の素晴らしいところに気がつくことがあるんだね。表紙も可愛らしい。水曜日観測所が主催するプロジェクト『鮫ヶ浦水曜日郵便局』をモチーフにした作品。2020/06/24
anne@灯れ松明の火
34
森沢さんの「水曜日の手紙」で、水曜日郵便局のことを知った。HPを見て、同じように、それをテーマにした絵本があると知り、予約。水曜日だけ開く郵便局。うーこに、うーたからの初めての手紙が届いた。うーたの原っぱは素敵。でも、自分の原っぱはつまらない。いやいや、本当にそうかな。うーたに伝えるために観察していると、実は……? 何度も手紙をやり取りし、冬の長い休みを終えた時に、驚くことが……! メールやラインは便利だけれど、手紙の良さを改めて思う。手紙を書くために、相手のことを考え、自分の周囲を見つめ直す。素敵だ。2020/06/05
chiaki
34
うさぎのうーこさんとうーたくんは、水曜だけやってる郵便屋さんを使って、お手紙のやりとりをします。うーたくんの住む原っぱには綺麗な花がたくさん咲いてるのに、うーこさんの住む原っぱにはお手紙に書けるようなことが何もなく退屈だとうーたくんに伝えます。でもうーこさんは、お手紙をやりとりするうちに、今まで見えてなかった風景の魅力に気づきます。ほっこり温かい気持ちになる絵本です。2019/10/21
ひほ
25
水曜日郵便局の絵本バージョン。手紙って読み返せるのがまた楽しみの一つですよね。2019/02/27