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水曜日の手紙

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041073162
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

会うことのないあなたへ――最小で最高の奇蹟をお届けします。家族が寝静まった夜更け、日課として心の毒をこっそり手帳に吐き出していた井村直美は、そんな自分を変えたいと夢を叶えた理想の自分になりかわって空想の水曜日をしたため、「水曜日郵便局」に手紙を出す。一方、絵本作家になる夢を諦めた今井洋輝も婚約者のすすめで水曜日の手紙を書いていた。会うことのない2人の手紙は、やがてそれぞれの運命を変えていき――。『夏美のホタル』『虹の岬の喫茶店』の著者が贈る、ほっこり泣ける癒やし系小説!

水曜日郵便局とは……
水曜日の出来事を記した手紙を送ると、かわりに知らない誰かの日常が綴られた手紙が届くという、一週間に一度・水曜日だけ開くちょっと不思議なプロジェクト。

森沢 明夫[モリサワ アキオ]
著・文・その他

内容説明

「水曜日郵便局」とは…水曜日の出来事を記した手紙を送ると、かわりに見知らぬ誰かの日常が綴られた手紙が届くという、一週間に一度・水曜日だけ開くちょっと不思議なプロジェクト。家族が寝静まった夜更け、日課として心の毒をこっそり手帳に吐き出していた井村直美は、そんな自分を変えたいと、夢を叶えた理想の自分になりきって空想の水曜日をしたため、「水曜日郵便局」に手紙を出す。一方、絵本作家になる夢を諦めた今井洋輝も婚約者のすすめで水曜日の手紙を書いていた。会うことのない二人の手紙は、やがてそれぞれの運命を変えていき―。

著者等紹介

森沢明夫[モリサワアキオ]
1969年千葉県生まれ。早稲田大学卒業。生き生きとした筆致で人間模様を描き、読者の心をあたたかな感動で満たす癒やし系の作品を数多く執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ウッディ

414
水曜日の出来事を書いた手紙を送ると、見知らぬ誰かの水曜日の手紙が届く水曜日郵便局。上手くいかない日常を嘆き、友人からのアドバイスを上から目線と否定し、自己嫌悪に陥る主婦の直美、絵本作家になる夢を封印し、サラリーマン生活を続けながらも、脱サラした友人を羨む洋輝は、自分を変えるきっかけとして水曜日の手紙を書く。そんな二人の水曜日の手紙を書くまでと届いてから、そして手紙を届ける局員の物語。でも、直美の嘘を綴った手紙でハッピーエンドになっても良いのかなぁ〜。良い話であったが、腑に落ちないところはイマイチでした。2019/05/02

けんとまん1007

375
久しぶりに森沢さんの本を読んだ。相変わらずの味わいがあって、いいなあ~。そういえば、手紙って書かなくなったなあ~と思う。メール、lineなどなどのツールはよく使っているが、敢えて手紙。それも、手書き。書くことが無くなったと思う。変換ばかりだ。そう思いながら、思ったことに進んでみるというのは、大切なこと。そして、書いてみること。きっと、いろんなことが、そこから始まる。2019/03/24

ののこいちご

366
<おすすめされた作家さんシリーズ>最高だった。好きです。理想です。この本の世界観。思い、優しさは人々の生きる世の中をまわり回ってまた新たな決意や思いやりを産んでいる、という捉え方。そういうものを一つの物語として具現化してくれた。私もこの物語の中に生きたい。私の生きる世界はこの本のような素敵なものだったと思い込んで世を去りたいです。いい本でした。2021/12/17

kanegon69@凍結中

346
実在した水曜日郵便局をモデルに、知らない相手と水曜日の手紙を交換する物語。構成が素晴らしく、水曜日郵便局を起点に物語が巧みに紡がれていました。どんな人もきっと何等かしら自分の境遇に不安やストレスは感じているはず。他人の芝生は青く見えるものですが、自分の現実の生活では行き詰りがちかもしれない。全く見知らぬ相手の物語だから素直に受け取れたり、何等かの啓示のように感じられるのかもしれないですね。後半はやっぱり心温まり、じわーっと感動しました。今日は水曜日!会ったことがない貴方の人生もいい方向へ向かいますように。2020/01/22

文庫フリーク@灯れ松明の火

337
「あなたが水曜日の物語を書くと、世界のどこかであなたの水曜日の物語を読む人がいます。そして世界のどこかで生まれた知らない誰かの水曜日の物語があなたに届きます。巡り合うはずのない誰かの水曜日が、あなたの水曜日と出会います」実在し、すでに閉局した【鮫ケ浦水曜日郵便局】をモチーフにした短編集。『虹の岬の喫茶店』『癒し屋キリコの約束』森沢作品との軽いリンク。物語の中では第3章父と娘の物語「光井健次郎の蛇足」が最も好み。けれど【鮫ケ浦水曜日郵便局公式サイト】へ届いた「水曜日の物語」の方に心は傾いた。再開して欲しい。2019/01/02

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